キャンプは読谷村から南城市へ
沖縄キャンプレポート Vol.3(ジェフ公式サイト)
沖縄キャンプレポート Vol.4(ジェフ公式サイト)
沖縄キャンプレポート Vol.5(ジェフ公式サイト)
沖縄キャンプレポート Vol.5-2(ジェフ公式サイト)
沖縄キャンプレポート Vol.6(ジェフ公式サイト)
沖縄キャンプレポート Vol.7(ジェフ公式サイト)
ジェフは早くも前半の読谷村キャンプが終了して、南城市へ移っています。
このキャンプが終了すればサポーターズフェスタ、そしてちばぎんカップと続いていきますから、今シーズンの開幕も近づいてきましたね。
ジェフ公式サイトのレポートを読む限りではありますが、今年のキャンプではタクティクス面を重点的にやっているのかなといった印象を受けます。
比較的放任主義と言われている鈴木監督ですが、Vol.4などでは細かな指示を出すシーンもあったそうですし、就任2年目ということもあってより細部にこだわっていく姿勢を見せているのでしょうか。
ぜひとも守備面においてはプレスを(もっともプレスに関してはフィジカル面も密接にかかわってきますが)、攻撃面においてはフィニッシュにつながるプレーを更に向上させていき、チームとして最後のプレーを量・質ともに増やしていくことが今年の目標ということになるのかなと思います。
それと個々の能力の向上が、今キャンプのテーマということになるようです。
当たり前と言えば当たり前のことなのでしょうけど、言葉に出して目標とすることで高い意識を持ってやっていくことが大事なのかもしれません。
昨年のプレーオフでもそうでしたが、攻撃においてもゴール前までの形はチームで作れたとしても、最後の質はどうしても選手個々にかかってくるところが大きいですからね。
もちろん、これは守備面での局面での強さなどでも同様のことが言えると思いますし、攻守においてクオリティを高めていくという心構えが大事なのかもしれません。
ジェフU-18からは浦田、仲村が参加しているようなので、2人に関しても将来が楽しみです。
キャンプに参加しているからといって来年トップチームに昇格が確定しているとは言えないのでしょうが、2人が昇格の有力候補であることには間違いないのでしょう。
キャンプレポートのVol.3では、2人のコメントも掲載されています。
浦田は球際のプレーなどを、仲村は積極性や細かな部分についてを課題としてあげています。
2人のプレーに関しては昨年末トップチームでの練習試合で見ることが出来ましたが、確かに球際での激しさや判断スピードなどはまだまだこれからなのかなといった印象を受けました。
ユース年代の選手は1年で大きく変われることもありますから、ここ1年でどれだけ成長できるのかにも注目ですね。
球際やスピードに関しては、浦田や仲村などに限らず新加入のオナイウや栗山などもまだ足りない部分だったように感じましたし、多くの若手選手に言えることなのでしょう。
特に仲村はU-17W杯でも何本も素晴らしいスルーパスを出して活躍したように、技術的なものは素晴らしい部分があるとは思うのですけど、それを高いレベルでの試合でもコンスタントに発揮できるようになれるかどうかが大事だと思います。
自分の持っている武器を実戦で活かせるようになるかどうかが、プロで活躍できるかどうかの大きな分かれ目なのではないでしょうか。
例えばとして、昨年の町田も試合出場当初はプロの寄せの厳しさなどに苦しんでいた印象があります。
サブ組の練習では活躍していたと思うのですけど、公式戦でさらにワンランク上のトップチームレベルだとその良さが出せなくなることも少なくない…。
しかし、町田は試合の中でアジャストしていって、パス出しを早くしフィジカルコンタクトを減らすことでトップレベルに対応していった印象です。
このあたり若い選手だからこその成長を感じましたが、町田自身の意識の高さというのもあったのかもしれません。
そういった意識の高さを1人1人が持てるかどうか。
そして、チームとして、サッカーに集中して成長できる雰囲気を作れるかどうかが大事なのかなと思います。
そういった意味で、「個人能力の成長」をチームとして掲げることは決して無駄ではないように思います。
昨年あまり出場できなかった選手や新人選手などに限らずベテランも含めて物足りない部分があった選手は多かったと思いますし、ぜひとも選手1人1人が少しでも成長できる環境を作り上げて欲しいと思います。
そして、1人でも多くの選手が、今シーズン中にブレイクしてくれることを期待したいですね。