ベルギーGPから後半戦スタート
先週末F1ベルギーGPが行われました。
夏休み明けということで、来期シートの発表などが行われるのではないかといわれていましたが、実際には何もなかったですね。
次がイタリアですから、そこまで引っ張っているということなんでしょうか。
山の中に作られたスパ・フランコルシャンは天候の変わりやすく、そのことを"スパ・ウェザー"などということもありますが、予選はまさにスパ・ウェザーといった感じで、雨が振ったり止んだりといった展開。
予選スタートではウェットでしたが徐々に乾き始めたQ1の残り数分で、マルシアやケータハムのギド・ヴァン・デル・ガルデがドライタイヤに変更。
これが成功してQ2進出を成し遂げます。
Q3には再び雨が降り始めますが、予選終盤にはタイムが伸びていき、ポールポジションは最後にタイムアタックを仕掛けたメルセデスのルイス・ハミルトンとなりました。
しかし、決勝のスタートでレッドブルのセバスチャン・ベッテルがハミルトンを抜き去ると、その後メルセデスはタイヤの摩耗に苦しみます。
一方でフェラーリのフェルナンド・アロンソが予選9番手から力強い走りを見せて、順位を上げていき最終的には2位に。
ハミルトンは3位でフィニッシュし、ベッテルはその後も接戦ながら安定した走りを見せて優勝となりました。
ここまで27レース連続ポイントを続けていたロータスのキミ・ライコネンは、ブレーキの冷却トラブルのためリタイヤとなっております。
これでベッテルが197ポイント、アロンソが151ポイント、ハミルトンが139ポイントでライコネンが134ポイントとなりました。
折り返し地点ながらもベッテルが1つ抜けた状況になっており、今後のシーズンの盛り上がりを考えるともう少し混戦になってほしいところではないかとも思います。
ただ、鈴鹿と並んでドライバーにも人気なサーキットであるスパ・フランコルシャンのレースはやはり面白かったです。
オー・ルージュを挟んだ高速区間でのバトル。
鈴鹿同様に古いサーキットで狭いコース幅だからこその接戦。
長いマウンテン区間と様々な見どころがあって、抜きどころも多かった。
こういった特徴的なサーキットでのエキサイティングなレースなら、チャンピオンシップが決まりかけていようと、ベッテルがいつも通り独走しようとレースは十分楽しめる。
強引にサッカーに例えるのであれば、結果はあれでも攻撃的で楽しいサッカー…といった感じでしょうか(笑)
正直、期間も空いてしまってジェフの方も気になってしまって、レースを見るモチベーションも低かったのですけど、思った以上に面白かった。
さすがスパといったレース内容だったと思います。