アロンソにレッドブル移籍の報道

 F1は夏休み期間に入りましたが、来期に関して様々な報道が出ています。
 マーク・ウェバーが来期からWECのポルシェに移籍することで1席空く、チャンピオンチーム・レッドブルに関して。
 以前まではロータスキミ・ライコネンが移籍する可能性が言われていましたが、ここにきてフェラーリフェルナンド・アロンソがまさかの移籍となるのではないかと言われています。


 事の発端はレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが、アロンソのマネージャーとミーティングを行ったとされたところから。
 当初は同じマネージャーの下にいる18歳のカルロス・サインツJrに関して話し合ったのではないかという話もあったのですが、ホーナー自身がアロンソに関して話し合いを行ったことを認めました。


 それに対してアロンソの元マネージャーであり現在も関わりがあるというフラビオ・ブリアトーレが火消しに回るコメントを出しており、どこまで可能性が高いのかはわかりません。
 アロンソにはまだフェラーリとの契約が残っており、レッドブルとしてもかなりの資金が必要となるはずです。
 ファーストドライバーであるセバスチャン・ベッテルと2人もエース級のドライバーを並べるのは、ポイントの取り合いになる可能性やチーム内の亀裂を生む可能性もあります。


 ただ、こちらもトップクラスのドライバーであるライコネンとも交渉をしていたのは事実なのでしょうし、実力派ドライバーを2人同時に起用したいという思いはあるのかもしれない。
 加えて、アロンソ移籍となれば大きなビックニュースになることでしょうから、話題を集めるのか好きなレッドブルとしてはそれなりの費用がかかっても実行したい補強なのかもしれません。



 これに合わせてアロンソが移籍した場合、フェラーリライコネンを獲得するのではないかとも言われています。
 ベッテルルイス・ハミルトンの契約がまだ残っていることを考えれば、もしアロンソがいなくなった場合、ライコネン獲得を目指すのは自然かなとは思います。


 しかし、一度は喧嘩別れしたフェラーリライコネンですし、そもそもアロンソ放出をフェラーリが許すかどうかも分からない…。
 ただ、現在のフェラーリはなかなか成績が伸びない状況。
 アロンソの責任ではないことは周囲も認識していることとは思いますけど、心機一転して来期以降の新たな可能性を示すために、この移籍に応じる可能性も多少はあるのかなぁとは思わなくもありません。


 個人的にはベッテルアロンソのチーム内の戦いも、見てみたい気もします。
 ベッテルライコネンでもいいのですけど、ここ数年はトップチームのエースドライバーが大きく動くことが少なかったですし、もしあったとしたら来季の楽しみの1つにはなるのかなとも思います。
 まぁ、可能性としては決して高くはないのでしょうけどね。