ケンペスが練習試合で2ゴール

 ちばぎんカップの翌日に行われた関東大学選抜Bとの練習試合が行われ、ケンペスが2ゴールをあげました。

2月18日のトレーニングマッチの結果について(ジェフ公式サイト)


 なお、昨日横浜FMと練習試合が行われましたが、得点者は横浜FMの藤田とジェフの米倉と大塚ということで、なんだか昨年の紅白戦のような結果になっていますね(笑)
 日刊によると、藤田は古巣となるジェフ相手のゴールに「他のチームから取るよりうれしいです」と話しいたそうで。
 そんな、自ら志願しての移籍だったはずなのに…(笑)


2月21日のトレーニングマッチの結果について(ジェフ公式サイト)
練習試合の結果 (vs ジェフユナイテッド千葉)横浜FM公式サイト)


 関東大学選抜Bは2-4でジェフの敗戦。
 横浜FMとの練習試合は2-1でジェフの勝利となったそうです。
 ちなみに、なぜかサンスポ横浜FM勝利との報(ネット上では記事が差し替わる可能性もあるかもしれませんが、「紙面から」と書かれていますね)。
 練習試合だから良いですけど、ちょっと腑に落ちない部分がありますね。



 ケンペスに関しては、ちばぎんカップでベンチ入りすらしていませんでしたので、けがやコンディションの問題などがあったのかとも思ったのですけど、試合には出れる状況だったということでしょうか。
 ちばぎんカップではポストプレーでナムがつぶれてしまっていたり、時間によってはCFWの位置にだれもいないようなこともあったと思います。
 本職のFWであるケンペスが使えるようになれば、その問題は解決できるのかなとも思います。



 ただし、FWの位置にどっしり構える選手がいると、今度はちばぎんカップで見られた選手たちの流動的な動きというのは影をひそめる可能性もあるのかなと。
 ちばぎんカップでのジェフは前方の選手たちが流動的に動いたことによって、相手からするとマークも捕まえにくく、守備の混乱が発生したところがあると思いますし、ジェフとしてもスペースが生まれることになり、そこに選手が入って行きやすくなると。
 米倉やナムのゴールも若干離れたところからゴール前に入って行って、生まれたものでしたしね。


 ケンペスもどっしり構えるタイプではないとは思いますけど、ナムと谷澤の動きと比べるとなると、やはり中央で待つ傾向にあると思いますし、そのあたりの影響はどうか。
 練習試合でも得点を決めたように単純にボールのあるところでのプレーは、よりFWらしいプレーをしてくれるかもしれませんけど、オフザボールではどうなのか。
 あるいは、まだしっかりケンペスを見てはいないので何とも言えませんけど、ジャイールが守備での貢献度などはもう少しですから、守備面も含めた現状との相性というのも重要になってくるでしょうね。



 一方で、ナムの方も前線の位置で体を張ってボールを収めるプレーなどに関しては課題もあるように思いますし、まだまだ前線での動きに関しては経験は浅く粗削りなところがあるようにも思います。
 ナムがアンカーとして安定したプレーができるのであればそちらの可能性も出てくるでしょうし、アンカーにしっかり跳ね返せる選手を置ければ、今度は右SBもあそこまで極端に絞らなくてよくなり、米倉や谷澤の守備への負担も軽減されるかもしれません。
 そうすれば主に中盤のラインもキープしやすくなるかもしれませんし、守備時のバランスも改善される可能性もあるのかな?とも想像できます。


 今年は外国人選手も有効に活用できそうな兆しが見えていますし、現時点でではありますが、様々な可能性が期待できそうなので楽しみですね。
 流動性のある前線の動きを大事にしていくのか。
 それとももう少ししっかりとした形作りをしていくのか。
 結局は、前提条件としてどういったサッカーを目指すのかというところが、大事になってくるのではないでしょうか。



 ちばぎんカップでは面白いサッカーができていたと思うのですけど、良くも悪くもまだチームのスタイルが変わっていく可能性は十分あるんだろうなぁと思っていたりします。
 ケンペスや高橋など主力候補の一部は間に合わなかったのではないか(無理はさせなかったのかも)と予想しますし、サッカーというのは今いる選手の"ありあわせ"で出来る限りベストで戦った方が、変に選手がたくさんいて理想を追い求めすぎてしまう時よりも、うまくいくことがありますし。
 もちろん前提としての目指すべきところというか、どうやって勝つつもりなのかといったところは、はっきりとしないといけないとは思うのですが。
 船頭が方向性を定めなければ、クルクルと回ってしまうだけですしね。



 個人的な好みを言ってしまえば、前線の流動的なサッカーを維持してほしいというか、1つの目指すべきサッカーとして、重視してほしい思いますけどね。
 先ほども言ったように流動的なサッカーになると、下手をすれば前線に選手がいない時間帯も出来てしまうし、全体的なバランスの維持も含めて、簡単なものではないのだろうなとは思うのですが。


 しかし、選手たちが激しく動き回る躍動感というのは見ていて純粋に気持ちのいいものがありますし、ここ数年はあまり流動的なサッカーをしておらず、それによる閉鎖感みたいなものも感じていましたので、今年流動的なサッカーができるのであれば、個人的には非常に楽しみではないかなと思います。
 ちばぎんカップでの良い流れのまま、シーズン中も希望の持てる楽しいサッカーが見られるといいですね。




 明日、明後日の更新はお休み。