今年のちばぎんカップは2月17日に開催

第19回千葉ダービーマッチ「ちばぎんカップ」開催のお知らせ(ジェフ公式サイト)


 大きな移籍のニュースより先に、ちばぎんカップ開催の発表がなされました。
 今年で第19回を迎えるちばぎんカップ
 近年、開幕前に行われるプレシーズンマッチが増えている印象もありますから、その先駆け的存在ともいえるのかもしれません。


 プレシーズンマッチに関しては、開幕を盛り上げるお祭り的存在といっていいのかもしれませんね。
 現実的に考えると、なかなかお金に見合った価値というのは難しいのかもしれません。
 例えば今年だと柏は天皇杯を制したため、ACLゼロックススーパーカップの出場が決まっています。
 このため主力選手の出場は難しいのかもしれませんし、そもそもネルシーニョ監督は"本番で勝てるチーム"というのを何よりも大事にする傾向にありますから、手の内を見せないかもしれない。
 これに関しては十分理解できるものであって、ジェフも日本代表選手を数多く有していたころは、メンバーを集めるのも一苦労といった感じでした。


 そうでなくとも、開幕に標準を合わせるため、無理をしたくないというところはあるでしょうしね。
 しかし、そんな中でもシーズンの開幕を一足先に体感したい、普段は見られない若手選手などを目の前で見たい、今シーズンのチームがどのようなサッカーになるのかを予想したい、そんなサポやファンにとっては価値ある試合になるということですね。



 ジェフにおいてはJ1のチームと戦える、貴重な場ということにもなります。
 特に今年は(も)監督の変わった1年目ということになるわけですし、公式戦形式で戦えるこの試合は重要となるのかもしれません。
 ただ、先ほども言ったように、ネルシーニョ監督になってからの柏はそこまで本腰を入れて戦ってきませんから、そこまで期待してはいけないのでしょうが。
 あくまでも代表戦で言うところの親善試合だよ、といったところでしょうか。


 そういえば、柏は天皇杯を制した後に親会社である日立の公式サイトが天皇杯優勝仕様になっていたり、新聞に一面分の広告を出していたりと大きく盛り上げていたそうで。
 詳しくはわかりませんけど、親会社といい関係を築けている感じなのでしょうか。
 うらやましいところですね…。
 まぁ、まずはチームが結果を残してこそ、そういった話も言えるようになってくるのかもしれませんが。



 ジェフとしてはちばぎんカップまでには今期の準備をしっかりとしておきたいところですが、まだ選手の構成も見えてこないですね。
 まぁ、ジェフは契約更新を発表しないクラブなので、毎年どうなっているのかわかりにくいというのも大きいわけですが。


 昨年レンタルで加入した武田、高橋、兵働、荒田あたりもどうなるのか。
 大塚の発表はありましたけど、そのほかの4人に関しては情報もあまり聞こえてこないですね。
 まぁ、基本的にストーブリーグというのは順位や予算が上のチームから決まってくるものだと思いますし、4選手ともJ1クラブからのレンタル移籍ですから、相手先の事情が固まってから…ということにはなるのでしょうけど。
 戦力ということに関して考えれば、高橋はぜひとも残ってほしいところですけど。
 浦和は関口や興梠や森脇など、積極的に補強を行っているわけですし。


 昨年中盤の軸として期待された兵働ですけど、木山監督だからこそ加入してくれたのかもしれませんし、鈴木監督の構想次第ではどうなのかなと。
 確かにスルーパスなどは素晴らしいものがありますが、1試合、1シーズンにかけてのスタミナには課題もありますし、軸として考えると難しい部分があるのかもしれませんし…。
 あとは前線とアンカーとサイドバックがどうなるのか…というところが、個人的には気になるかなと思ったりします。



 J1昇格プレーオフ進出からの監督交代となり、次期監督決定が遅れたこともあって、オフシーズンの動きも一歩遅れている印象はありますけど、だからといってその分来期が厳しくなるかというとそうとも言いきれないと思いますし、しっかりとチームの始動に間に合ってくれればいいと思います。
 オシム監督だって契約などが嫌いで毎年来るか来ないかわからない状況だったわけですし、外国人選手のラスト1枠もじっくり決めていたわけですしね。
 焦らずに良いチームを作っていってほしいと思います。



 ちばぎんカップの開催は2月17日。
 今年は柏のホーム、日立柏サッカー場にて。
 13時キックオフということで今年も寒そうですけど、予算の問題もあってないとゲームは難しいんでしょうか。
 ともかく、よいシーズンのスタートが切れるといいですね。