専修大DF栗山の入団内定を発表

栗山 直樹 選手の加入内定について(ジェフ公式サイト)


 久々にジェフにとって明るいニュースということになるのでしょうか。
 あえてこのタイミングを狙って行った可能性も考えられますが…(笑)
 タイトル通りですが、専修大DF栗山のジェフ入団内定が発表となりました。
 ここ数年なかなかジェフがピリッとしないなかで、このクラブを選んでくれたというのはありがたいことです。


 清水東出身の栗山は専修大でCBとして活躍し、昨年の全日本大学サッカー選手権優勝に貢献。
 ジェフに入団した町田やジェフU-18出身GK朴とともに、昨年のリーグ優秀選手に選出されております。
 また、今年度は全日本大学選抜に選出され、デンソーカップ日韓大学定期戦ではMVPに輝いています。


 しかし、こちらの記事によると、7月下旬に左前十字靭帯を断裂し、全治6〜8か月という診断を受けており、現在はリハビリ中となっているようです。
 この怪我の影響が心配されますが、今はしっかりと直すことに専念してほしいですね。
 プレーは見たことがありませんが、身長は178cmにもかかわらずヘディングの強い選手だそうです。
 前評判の高い選手ですし、また見るのが楽しみな選手が加入してくれましたね。



 昨年も大岩や町田といった、評価の高い大学生を獲得しているジェフ。
 優秀な大卒選手の獲得は名古屋時代から神戸TDが貢献していたところが大きかったと聞いたことがありますから、ジェフでも引き続きうまくいっているということでしょうか。
 また先週のサカマガ等によると専修大には斉藤和夫スカウトか足しげく通っていたそうですから、その成果も出ているのかもしれません。


 個人的にはもしも神戸TDが将来的に退団ということになったとしたら、斉藤氏に今後を期待したい思いもあったりして…。
 これまでのジェフというのは強化部トップが入れ替わるたびに、外部から新たな人材をつれてくることが多かったですけど、それではなかなか強化部内の継続において難しいところがあると感じていました。
 斉藤氏なら継続性は十分だと思いますし、サカマガのインタビューなどでも明確なジェフの方向性を考えてくださっている印象を受けますし、強い意志でチームを引っ張っていってくれる期待の持てる方ではないかと思っています。


 ただ、斎藤氏はそのインタビューでスカウトは長く続けるべきという話もされていましたし、より上の職に就くと管理面の仕事も求められるようになり、やりたくてもできないことも増えてくると思います。
 F1でも日本人エンジニアが偉くなってしまって自分で設計などができなくなりつまらなくなったなんて話もされていましたし、一般企業でもそういった部分はあるのかもしれません。
 まぁ、Jリーグのクラブチームの場合そこまで大所帯ではないですから、大きな変化はないかもしれませんけど、スカウトとしての斉藤氏が機能しているのであれば、そこを動かすのもまたそれはそれで問題が生じる可能性もあるのかなぁとも思います。



 とはいえ、今季結果が出なければ、神戸TDの責任論的な話になっていくのは免れないのかなぁとも思います。
 ただ、神戸TDが退団するということになれば、次の強化部トップのことを考えても木山監督の将来も不明瞭になってくると思いますので、そこはセットで考えるべきではないかと。
 そもそも神戸TDもジェフ加入前後に江尻監督の就任・続投が決まってしまって、当初は難しいかじ取りを求められた印象を受けていましたし、強化部のトップなどは総合的な判断の上で行われるべきものだと思っております。


 もちろん今は将来よりも目の前の試合に集中すべきだとは思いますが、栗山の入団内定もそうですけど、水面下では来期に関して考えていかなければなりませんからね。
 様々なケースを考えて、将来における準備をしていかなければならないと思います。