シュトルム・グラーツ監督候補にアマル監督?
オーストリア・ブンデスリーガに所属するシュトルム・グラーツ。
日本ではイビチャ・オシム監督が指揮を執ったとして有名ですが、現在はオシム監督のもとでプレー経験もあるドイツ人のフォダ監督が指揮を執っています。
フォダ監督は94年から2002年までのオシム監督体制の直後にグラーツ監督に就任しますが、結果は残せずすぐに解任されてしまいます。
しかし、2006年から再びグラーツの監督に就任すると09−10シーズンにカップ戦優勝を果たし、昨シーズンはついにリーグ優勝を果たします。
どちらのタイトルもオシム監督就任時以来の獲得となります。
しかし、今期は28試合を経過したところで6位と低迷。
こちらなど複数の記事によると、グラーツはフォダ監督と来季の契約を結ばないということになったようです。
そこで、来季の監督候補としてイビチャ・オシム監督の息子でジェフでも指導経験のあるアマル監督の名前が浮上しているようです。
ソースはこちらなどで。
記事には元ジェフのマリオ・ハースの話も出ていますね。
その他の監督候補にはオシム監督時代のシュトルム・グラーツで長らくプレーし、スロベニア代表としても40試合以上の出場経験があるダリコ・ミラニッチ。
オシム監督の率いたユーゴスラビア代表メンバーでもあり、引退後はシュトルム・グラーツでのコーチ経験の後、母国で監督を務め現在はスロベニアの名門NKマリボルで2度のリーグ優勝を果たすなど成功を収めているようです。
また、こちらもオシム監督時代のシュトルム・グラーツで活躍し、ハンブルガーSV、ブレシア、レッドブル・ザルツブルといったチームでもプレーしたマルクス・ショップの名前も挙がっているようです。
マルクス・ショップはシュトルム・グラーツのユースチームを指導経験があり、その後ドイツで指導者として経験を積んでいるようです。
09-10シーズンにボスニア・ヘルツェゴビナのジェリェズニチャルに復帰したアマル監督は、1年目に第1期アマル監督時代以来となる8年ぶりのリーグ優勝をもたらし(カップ戦は準優勝)、2年目にもリーグ3位でカップ戦を制覇。
今年もリーグ戦では19試合を終えたところで2位と勝点6差をつけての首位で、カップ戦でも順調に勝ち進んでいるようです。
前々回のオフでも(確かクラブとの契約が切れる年だった?)、クロアチアやセルビアの1部クラブが興味を示していたようですし、今夏の他クラブへの移籍等も考えられるのでしょうか。
遠くから応援している身としてはジェリェズニチャルでの長期政権も良いですけど、他クラブでの活躍というのも見てみたいものですね。
そして、シュトルム・グラーツとハースの今後も気になるところです。