2-0でバーレーンに勝利し五輪出場決定

 U-23日本代表がロンドンオリンピックアジア最終予選U-23バーレーン代表を2-0で下し、オリンピック出場権を決めました。
 日本代表はスタメンで清武が右SHで復帰し、左SHには原口を起用。
 大迫が出場停止となり、大津を1トップに置きました。
 どうやって大津を使うのかな?と思いましけど、普通に大迫の代役としてポストプレーをさせながら、裏も狙うような感じでしたね。


 バーレーンの最終ラインは全体的に中央寄る形。
 ミラー監督時代のジェフを思い出したりもしましたが、ここまで極端ではなかったかな?
 それを日本代表側もしっかりリサーチしていたのか、試合序盤からサイドチェンジで逆サイドの奥を狙うボールが多かったように感じました。


 しかし、バーレーンも一応サイドの主導権は相手に受けわさすつもりでやっていたんでしょうし、中ではやらせないという意識で守っていたと思います。
 それに対して前半の日本は大津のスピードを使おうという意識が強すぎたのか、焦ってアーリークロスを上げて跳ね返されるという場面が目立っていたように思います。


 とはいえ、立ち上りからボールの保持率は明らかに高く、相手は守備に対応するのでいっぱいいっぱいの状況。
 後半からはバーレーンの運動量も落ち、日本代表はようやく中盤の選手もゴール前に出ていけるようになっていきました。
 そして、後半10分に左SB比嘉のボールから、最後は扇原が走りこんできて先制ゴール。
 その後はますます相手の運動量が落ち、後半14分に左サイドを飛び出していき清武が2点目。
 これで試合のほうは決まってしまいましたね。 



 思ったよりもバーレーンの出来が悪く(シリア代表戦もネットで見ていたのですが、あの時のバーレーンのほうが動けていた気がします)、あっさりと決まってしまった印象でした。
 バーレーンのあの出来なら前半のうちにもっと崩せたのではないかと思いますし、相手の運動量が落ちてからでないと良い攻撃ができなかったということに関しては、むしろ残念かなと思います。


 ですから、結果はよかったとはいえ、内容に関しては今後が重要になってきそうですね。
 オーバーエイジ枠もそうですけど、まずチームとしてどう戦うのかというのもあまりはっきりしていないようにも思いますし。
 まぁ、戦術面に関しては期待できないからこそ、オーバーエイジが重要になりそうとも正直思うわけですけど。
 ともかく、少しでも良い状況で本番を迎えてほしいですね。