なでしこ、アルガルベカップで準優勝。

 ポルトガルで行われていたアルガルベカップ
 日本代表は準優勝で終わりました。
 グループリーグ第3戦で強豪アメリカ代表と対戦。
 身体のサイズで勝るアメリカに対して日本代表は運動量とアジリティ、正確なパスワークで戦い、1-0で勝利しました。
 白熱した良い試合だったと思います。


 この勝利で決勝に進出しドイツ代表と対戦(アルガルベカップグループリーグの後すぐに順位決定戦の行う方式)。
 しかし、過密日程による影響もあってか、試合序盤からアメリカ戦のような動きの良さはみられず、簡単に2失点してしまいます。
 それでも何とか立て直し、2-2まで持ち込んだものの、後半終了間際にPKを与えてしまい失点。
 その後、1点を返すものの、後半ロスタイムに再び失点し、3-4で敗戦となってしまいました。



 佐々木監督も今大会に関しては、そこまで結果を重視していたわけではなく、若手も多く選出されています。
 澤も体調不良で欠いた中でもアメリカ代表に勝利し、ドイツ代表戦でも粘りを見せたということに関しては、収穫も多かったのではないでしょうか。
 もちろん最後は勝ってほしかったですし、悔しさも残る試合ではありましたが。


 日本代表に限らずですが今大会の立ち位置というのは、今年の7月下旬から開幕となるロンドンオリンピックを見据えた準備も兼ねての大会ということになるのではないかと思います。
 その大会でアメリカ代表に勝てたというのも、五輪本番で直接対戦する可能性を考えれば、相手に苦手意識を植え付けるという意味で良かったのではないかなぁと思います。 
 今後に関しては、本番に向けてのチームの調子の持って行き方やメンバー選考などが気になるところですね。
 今回の準優勝をバネに、差ならる飛躍を期待したいと思います。