開幕前最後のバルセロナテスト終了

 3月1日〜4日にかけて、シーズン開幕前最後となる合同テストがバルセロナで行わました。
 このバルセロナテストに入る前に1つニュースになったのが日程で、移動の問題などもあってレッドブルフェラーリが2〜5日にかけてのテストを希望しました。
 しかし、レギュレーションによって開幕から2週間前の週初めからテストは禁止になるということで、この日程は却下に。
 また、前回のバルセロナテストでマシンに問題が見つかり走行できなかったロータスも、特例でのテスト追加を希望しており妥協案で1〜5日にテストを行うことになるのではないかと報じられていましたが、こちらも同様の理由で実現できませんでした。


 このトラブルで開発の遅れが心配されたロータスですが、今回のバルセロナテストでも好調。
 最終日には全体のトップタイムを出しており、シーズンスタートに向け良い準備が出来ているようです。
 また、上位2チームであるレッドブルマクラーレンは最終テストでマシンを大幅にアップデート。
 レッドブルはエキゾーストを中央から排出するものから、ザウバー風のデザインに変更。
 こちらによるとこれは偶然ではなく、エイドリアン・ニューウェイザウバーのマシンに感銘を受けたものであると書かれています。


 テスト段階ですから実際にどうなのかはわかりませんが、ザウバーはここまで好タイムを残しており、バトンやベッテル注目しているようですから、ある程度は期待してもいいのかもしれませんね。
 一方でザウバーは柔らかいほうのタイヤでタイムを出しているという評価もありますから、あまり期待し過ぎて開幕して落ち込むようなことはないようにもしたいのですが(笑)


 一番心配なのは、フェラーリですね。
 テスト序盤からなかなか連続走行が出来ず、タイムも伸び悩んでおり、テクニカル・ディレクターのパット・フライも開幕戦では表彰台は狙えないと話しているようです。
 今期マシンが大幅に変更されたのも、移籍直後のパット・フライに期待がかかっているのも、ここ数年の低迷に対する言い訳ではないか…なんて話もあるそうで(ようするに変わろうとする努力はしたというアピール)、実際には厳しい状況のあるようです。
 そう簡単に変われるものではないということなのかもしれませんね。