木山監督「勢いをつけていける勝ちだった」

木山隆之監督「3点目ということも考えながら選手の(交代)カードを切っていったんですけども、そこは少し課題として残ったかなと。ただ最初にも言いましたが、開幕戦のプレッシャーから選手たちは本当によく勝点3を取ったと思うし、勢いをつけていける勝ちだったと思います。」(J'sGOAL

 スカパー!による試合後のインタビューでも話されていましたが、木山監督は3点目を取りに行くための選手交代を行っていたようですね。
 ただ、SHに田中と深井、前線に荒田を起用したことで、個々の能力での打開力は期待できたとは思いますが、それまでに良かったSBとの連動性だとか厚みのある攻撃は逆に減っていってしまったようにも思います。
 まぁ、全体的に選手達に疲れが見えていたので、あえて全体的な押し上げなどは諦めて、この突破力に期待した形だったのであれば納得できるかなとも思いますが。


 しかし、現時点ではまだ田中や荒田などを活かしきれておらず、疲れが見えている時やカウンター狙いのオプションでの起用くらいしか、今は考えられないような状況なのかなぁと感じました。
 これは山形戦だけでなく柏戦でも、同様の傾向にあったように思います。
 オプションにしてももう少し田中や荒田のスピードの部分を活かせるようになるといいのでしょうけど、なかなかJ2ではジェフがリードしていてもスペースを与えてはくれませんしね…。
 簡単ではないのだろうなぁとは思います。

「守備のことでは細かくというか、もう少し相手に自由にプレーさせないように、センターバックにプレッシャーをかけていって、ボールサイドにしっかりスライドして(という指示をした)。前半、けっこう相手のサイドバックから長いボールを入れられるので、ちょっと嫌だなという感じがしたので、そこは修正した。」

 これは月曜日にも言った話ですね。
 4×4で中盤のラインが低い分、2トップが相手の4バックなどを追いまわさなければいけないと。
 確かに後半からはSBにボールが入ったらジェフのSHが前に出ていくなどの対処もしていたようにも思いますが、相手SBが低い位置でビルドアップに参加しようとしている時は、どうしても遅れることがあるかなぁと。
 まぁ、完璧な守備というのは難しいとは思いますけれども、今後そこを突いてくるチームもあるかもしれませんし、今後の対応が気になるところです。


>> 
佐藤勇人「自分が前に上がれるような、いいタイミングがなかったというか、前に行く回数が少なくなってしまったんですけど、個人的にはそこをもう少しできたかなという気がします。」(J'sGOAL