先週は可夢偉が全体トップ 明日から最後の合同テスト

 先週バルセロナで4日間の合同テストが行われ、3日目から参加していたザウバー小林可夢偉が最終日に1分22秒312の好タイムを出し、4日間通してのトップタイムを記録しました。
 ただ、可夢偉本人も「優勝や表彰台を狙うには遠い」と話しており、決してそこまで良い状況ではないのでしょう。


 このバルセロナテストでは、ロータスが初日の数週しか走れず、テストの全日程をキャンセルして問題解決にあたったとのことです。
 限られたテスト日数の中でそのような決断をしたということは、深刻な問題を抱えてる可能性があるのではないかと言われています。
 先のへレステストでは好調だったロータスですが、バルセロナはよりマシンに厳しいコースレイアウトとなっており、今回の問題が明るみに出たのではないかとのこと。
 フロントサスペンションの取り付け部に問題があるのではないかと言われていますが、これを簡単に解決できるかどうかが今期の戦力図にかかわってくるのかもしれません。


 一方でフェラーリもなかなか周回数を稼げず、タイムも伸びず厳しいスタートになるのではないかと言われています。
 こちらの欧州各メディアの戦力図予想がまとめられていますが、レッドブルフェラーリに続くのはロータスメルセデスがあげられているそうで、フェラーリは5番手以下の予想しかなかったとのことです。



 それでも、まだテスト段階ですから予想は難しいと思うのですが、明日からはいよいよシーズン開幕前、最後の合同テストということで、そろそろ見えてくる部分も出てくるのかもしれません。
 ロータスが間に合うのか、フェラーリが底力を見せるのか、ザウバーの実力は…。
 F1GPも間もなく開幕を迎えようとしています。