今年初のへレステスト終了
先週行われていた、今年初となるへレス合同テストが4日の日程を終了しました。
最終日はフェラーリのフェルナンド・アロンソがトップタイムで、ザウバーの小林可夢偉は76周を走り6番手タイムだったそうです。
へレステストの全トップタイムはなどでまとめられています。
タイムを見ると、昨年のマシンで走行していたメルセデスGPは除いて、ロータスが好調で次いでレッドブル、マクラーレン…といった順でしょうか。
フォース・インディアも良いタイムが出ているようです。
ただ、トップタイムだけを見てもどれだけの条件で走っているかは全く分かりませんし、判断にはしづらいですね。
逆にマシンの信頼性などは周回数を見ても分かる部分があります。
最終日のアロンソはトップタイムだったものの39周しか走れておらず、フェラーリは開幕戦までに信頼性の確保が重要となってくるのかもしれません。
その点でザウバーはトラブルを出しつつも多くの周回数を稼いでいる印象ですが、タイム的には6〜9番手と順位が低い状況で…。
「タイムだけでは分からない」とは言え、昨年は一発のタイム不足に苦しんだチームですから、どうしても少し心配になってしまいます(笑)
まだ一発のタイムを出そうとするような時期ではないということでテストを行っているのなら、良いのかもしれませんけれども。
こちらでは、注目を浴びている各チームのノーズをまとめた画像がアップされています。
ノーズを含むマシンのフロント部はマシンに置いて一番最初に風が当たる部位になりますから、空力的にも非常に重要なエリアとなってきます。
毎年のことながらこれだけ各チームのアプローチ方法が違っても、タイム的には1周5キロ前後のF1サーキットをコンマ数秒単位(あるいはもっと速いタイムで)で争うことになるわけですから、すごいことだと思います。
正解は1つではないということなのでしょうけど、新車発表を遅らせてきたメルセデスGPがどんなノーズになるのかは気になるところです。