五輪予選マレーシア戦メンバー発表 大岩も選出
2月22日にアウェイで行われる、ロンドンオリンピック予選U-23マレーシア代表戦に向けたU-23日本代表メンバーが発表されました。
メンバー一覧はこちらで。
怪我の山田、山崎、清武などが選出されず、代わりに原口、杉本などが選出されました。
今後海外組や国内の選手を招聘する可能性はあるようですけど、大きな選手の入れ替わりはなかったですね。
今からメンバーを大きく入れ替えても準備期間が短すぎる、という問題はあるのかもしれませんが…。
U-23日本代表は先日の試合でU-23シリア代表に1-2で敗れ、勝点、得失点差で並んだものの、総得点差で1つ負けており、2位に転落してしまいました。
2位でもアジアプレーオフを勝ち抜き、大陸間プレーオフで勝利すれば五輪本線出場の可能性がありますが、それまでの過程は非常に険しい道となりますから、ぜひとも1位抜けを狙いたいところ。
そのためには次に最終戦U-23バーレーン戦も3月14日にホーム国立で残されていますが、次のマレーシア戦でどれだけ得点も重要になってくるかもしれません。
ですから、前目の選手をもう少し変えてくる可能性もあるのかなぁとも思ったのですが…。
まぁ、特に前方2列目のポジションで有望な選手たちは海外に移籍してしまっている場合が多いですから、変えたくても変えにくいというところも大きいのでしょうけどね。
逆に後ろの方は候補も少ない印象で、そこがこのチームの大きな課題とも言えるのでしょうが。
ジェフからは前回に引き続き、大岩が選出されました。
またジェフを離れることになるのは残念な気持ちもありますが、影ながら頑張ってほしいところですね。
大岩の役割として、基本的には酒井宏樹の控えということになるのでしょう。
酒井はジェフの試合でもCBとして起用されていたこともあるように、フィジカルもある選手。
しっかりとした守備をベースにタイミングの良い前方のスペースへの駆け出し(柏はチームとしてそのスペースを作るのが上手い)と、そこからの高質なクロスを上げられることが持ち味の選手だと思います。
大岩も元々はCBで体付きがしっかりしており、練習試合で見た限りではありますが攻撃時のボールの引き出しもうまい選手。
SBとして評価すれば、酒井に似たタイプのプレーヤーということになるのではないかと思っています。
レギュラー選手とタイプがかぶる…というのは、試合に出場するという観点においては、あまりいいことではないかもしれません。
けれども、このチームの場合、酒井は五輪本戦でのオーバーエイジ起用までも関上げると、数少ない確固たるレギュラー選手と言っていいのかもしれません。
当然このチームの主軸となるべき選手であるわけで、そういった選手の控え選手というのは逆に同タイプの選手の方が、チーム編成上は良いということになるのではないでしょうか。
そうなれば、戦術的にも変化が少なく対応しやすくなるわけですし。
…ただ、シリア戦を見ていると、その酒井を上手くチームとして活かしきれていないなぁと感じたのですけどね。
それまではある程度できていた部分もあったと思うし、そこが一番の問題とも言っていいほどなのではないかと。
そんなわけで、もしかしたら大岩が出場機会を得れる時というのは、チームにとって緊急事態になっているのかもしれませんけれども、まずはいろいろな経験を積んで酒井などから良い部分も吸収してきてほしいところだと思います。
もちろんその中で酒井以上のアピールが出来たり、CBとしてポジションを得れることがあれば、とてもうれしいことですけどね。
Jリーグも開幕前ですし、怪我や体調管理には十分注意してほしいところですが。