ブルーノ・セナ、ウィリアムズ入り決定

 ウィリアムズのパストール・マルドナドのチームメイトに、ブルーノ・セナ発表となりました
 昨年、ルーベンス・バリチェロとマルドナドのコンビで戦ったウィリアムズには、昨シーズン途中からバリチェロだけが残るパターンやマルドナルドだけが残るパターンなど、様々な噂がされていました。
 ブルーノにドライバーが決まる直前にも、バリチェロ残留フォース・インディアを退団となっているエイドリアン・スーティル加入の噂などがありました。


 しかし、スーティルは昨年4月、中国GP後のナイトクラブでロータスルノーのオーナーに暴行を加えた事件で、今月末から裁判にかけられる可能性が言われており、それもあってシート争いに脱落したのではないかと言われています。
 実力的には十分のドライバーで、昨年もルーキーながらも実力派のポール・ディ・レスタを上回ったポイントを獲得したスーティルですが、フォース・インディア退団もこの事件の影響があったのでしょうか。
 そうだとしたら、非常にもったいないことしてしまいましたね…。



 これで名門ウィリアムズはマルドナドとブルーノのコンビということになりましたが、実力やマシン開発の面では不安があるように思います。
 マルドナドもベネズエラの国営石油企業PDVSAがスポンサーから下りる可能性が言われていた時にはチーム退団の可能性が噂されていましたし、ブルーノ入りにも10億円以上のブラジルスポンサーが着いたと言われていますから、どちらも大口のスポンサーが決め手となったものと思われます。
 やはりどのプライベートチームも厳しい経営状況にあると言えるのでしょうね。
 日本の企業も、もう少し小林可夢偉ザウバーを後押ししてくれればいいのですが…。


 これで残りシートはHRTの1台のみとなりました。
 F1史上最多出場数を誇るバリチェロも、厳しい立場となりましたね。