木山監督は点の取れる外国人FWを希望?
会見で神戸清雄テクニカルダイレクターは「補強はこれで終わりではない。3月まで移籍ウインドーは開いている。まずは日本人選手でベースを作り、外国人選手で、より強力な編成にする」と今後、チームに見つかった穴を埋めるべく、外国人助っ人を補強する方針を示した。木山監督は、点の取れるFWの選手をリクエストしているという。(ゲキサカ)
この記事を見ると、神戸さんが外国人選手の補強を断言したかのような感じですが、実際には少し違ったはずです。
J'sGOALに新体制発表会のコメントがアップされています。
その1とその2があり、ほぼ全文かなと思います。
ちなみに、サポコミは質疑応答しか行われておらず、フロントのコメントもこちらのメインだったと考えていいと思います。
そちらを改めて読んでみると…。
神戸清雄テクニカルダイレクター「今、候補は何人かいるんですが、ここ数年、なかなか外国籍選手が当たらなかったということもありますので、焦って獲るつもりもありませんし、やはりじっくり我々のチームにフィットできる選手、あるいは我々の弱点を十分補強できる選手を獲得したいと思っております。」
こういった話でしたから、外国人選手は獲得しない可能性もあるのかなぁと感じました。
今オフは日本人選手を多く獲得した分、予算の制限もあるでしょうし。
ただ、ここには書かれていませんが、「前線の選手」、「中盤の前目の選手」の獲得を検討しているという話もしていたと記憶していますので、ゲキサカの記事も大きく的が外れたものではないとは思いますが。
まぁ、「獲得を検討している」というような内容では記事にもしづらいのでしょうし、これでもし獲得となればゲキサカのあたりだし…と、こういった感じで記事が出来ていくんだろうなぁと。
このあたりは持ちつ持たれつの関係でもあるのでしょうし、読む側もしっかりと気を付けて解釈していかなければいけないところではないでしょうか。
しかし、意外だったのが、木山監督が点の取れるFWの選手を希望しているという点。
新体制発表会では裏で監督・選手には個別取材があったそうですし、そこでそういったニュアンスの話は出ていたのではないかと思います(買いそびれましたけど、エルゴラでもそういう話があったとか)。
まったくそういった話がなく、このような文章を書くということはさすがにないはずですから。
(ちなみに、今月11日にはジェフがセネガル代表経験もあるFWラミーヌ・ディアラ獲得に動いていたものの、トライアウト参加要求をしたため断られたという報道があったと長束さんのtiwtterなどで取り上げられています。)
個人的には2トップにして、セカンドストライカータイプの荒田に得点を期待するのかな?と思っていました。
あるいは、このポジションには深井なども起用できるでしょうし、久保、米倉、田中などもいて、層も決して薄くはないはずです(深井、米倉、田中などはメインはサイドハーフなのかな?とも思いますが)。
J1昇格を是が非でも目指すため、「点の取れるFW」を補強するという考え方はアリだとは思うのですけど、そうなると荒田を補強した意味が薄くなってしまうような…。
あるいはセンターフォワードタイプならオーロイ、藤田、久保、戸島あたりが候補になると思うので、そちらの方が薄いのかな?とは思いますけど、こちらも藤田の補強は必要だったのかなぁとも。
どちらかと言えば、攻撃的な中盤の選手でタメをとラストパスを出せるタイプの方が、現戦力を考えると必要なのではないかなぁと個人的には思います。
中盤の前目の選手というと、さきほど言った深井、田中、米倉以外にも、兵働、伊藤、町田、井出などがいると思います。
プレーできる選手の数は多いですが、この中でタメを作ってラストパスを出せるタイプとなると、期待できるのは兵働くらいなのかなと。
前線も含めてアタッカーは多いですけど、タメが作れるタイプは少ないと思いますし、相手の守備を掻い潜るためにはそういった選手が必要なのではないかなと。
ここ2年間を振り返っても、アタッカータイプの選手は十分いましたけど、それだけでは攻撃面においての変化が足りなかったという部分があったはずですし。
もちろん育成面を考えるのなら、右SBやCBなど層の薄い部分の補強の方が先決なのかと思います。
…というか、そうでなくても右SBは人数不足を感じますけどね(笑)
大岩は早くも五輪代表合宿で、ジェフの練習には参加できていはないはずですし。
しかし、結果を重視するのであれば、攻撃面においても決め手となる選手の補強が必要になってくるようにも思いますし、外国人選手の補強も重要になってくるのかもしれませんね。