ライコネン、ロータス・ルノーGPからF1復帰
2007年F1チャンピオンで、現在はWRCを中心に活動していたキミ・ライコネンですが、来年度からロータス・ルノーGPよりF1復帰を果たすことが正式に発表となりました。
ライコネンは09年末にフェラーリを退団して以降、様々なF1チームへの移籍が噂されていました。
そして、来季に関してはウィリアムズが中東マネーのバックアップ(というかライコネンの高年俸の一部支払い?)を受けて、F1に復帰するのではないかと言われていましたが、ここにきてロータス・ルノーGPからの参戦が決まったことになります。
ロータス・ルノーGPは今期初めにクビサがラリーでの大事故により、エースドライバーを失っていました。
序盤こそペトロフが好調ではありましたが、その後失速。
代役となったハイドフェルドも目立った活躍はできず、ブラジルスポンサーを持ち込んだブルーノ・セナも大きな仕事を成し遂げたとまでは行きませんでした。
クビサ側は来期の復帰に関して何度も「諦めていない」と言うコメントを出していますが、F1でのテストに関しては時期を徐々に引き延ばすなど怪しい動きをしている印象です(笑)
既に来季の年俸はクビサ側に支払われたという一部報道もありますし、それが狙いだったのでは…とも(そのあたりはクビサ自身ではなく、代理人が行っているのかもしれませんが)。
できるだけ早くドライバーを決めなければ、ドライバーの選択肢は減ってしまうF1界ですから、ロータス・ルノーGPの年はこれ以上待てずに、ライコネンにオファーを出しと言うことでしょう。
ただ、ロータス・ルノーGPもウィリアムズ同様予算面には苦しんでおり、ルノー社のチームからのフェイドアウトも計画通り行われていますし、コストカットのため主要スタッフのリストラも行われています。
ロシアマネーのペトロフ、ブラジルマネーのブルーノを起用していることからも、そのあたりのケイケイメンの厳しさは現れており、今期はロシアマネーも思った以上に言われていました。
それだけに10億円以上とも言われているライコネンの起用は驚きでもあったわけですが、中東マネーなどのサポートが約束されたのでしょうか。
実力派ドライバーが集まるF1の中でも速さに関してはずば抜けている(ただし、リーダーシップの面では問題あり?)と言われているライコネンだけに、F1界でも後押しする声は多かったようですが。
例えば、F1界のボスであるバーニー・エクレストンだとか。
ともかく、今年で32歳の元チャンピオンがどこまでF1でやれるのか、というのは純粋に楽しみな部分でもあります。
チームがどれだけのマシンを用意できるのか、というところも重要になっては来るはずですけどね。
これで来年は6人ものチャンピオン経験者がF1に参戦することになるそうです。