東京V終了時点で、昨年の勝点を下回る

 ここまで23試合終了時点で11勝5敗7分。
 昨年23試合終了時点で12勝5敗6分。
 今年が勝点40で昨年が勝点42で、初めて勝点で昨年を下回ってしまいました。

 もちろん昨年の勝点ペースを上回ればJ1に昇格出来るわけではないし、逆に下回っていても昇格できる可能性もありますので、大きく気にかける部分でもないと思います。
 しかし、注目なのは、昨年も今年も徐々に勝点ペースが下がっているということではないでしょうか。


 結局、江尻監督もドワイト監督もアプローチやスタイルなどは大きく違いますが、失礼ながら飛び抜けた名将といった感じではない印象で。
 かといって、戦力の方もオーロイ、竹内、ゲッセルなどは補強したものの、ネット、アレックス、工藤、倉田、谷澤などは退団しています。
 多くの主力選手は昨年までに在籍しており、平均年齢も高い。
 それよってチーム全体の成長度合いは低く、昨年と同じような状況に陥ってしまっているのかなぁとも思います。



 ただ、昨年の江尻監督は頑固なところがあって、最後までスタイルを変えなかった(むしろ最後は一度ダメだったハイプレスを、もう一度やろうとしていたこともある)ところがあるわけですが、ドワイト監督は先の京都戦、東京V戦で大きくスタイルを変えてきた印象で。
 それによってよりシンプルなサッカーになり新たな可能性も出てきましたから、それを今後うまく伸ばすことが出来ればまたここから勝点ペースも上げていけるのかもしれません。


 また、ここまでのJ2全体を見返すとジェフ以外の上位陣も足踏みをしているような状況であり、勝点を伸ばしきれていない印象があります。
 正直ここ数戦、ジェフが勝点を伸ばせない状況の中で、他チームが抜き出てしまうのではないかと心配していたのですが、それは杞憂に終わったようです。
 現在ジェフは4位ということで、順位表からすると一歩後れをとっているとは思いますが、勝点は非常に僅差ですから十分巻き返すチャンスはあると言うことになりますね。



 先週の東京V戦に続いて明日行われる鳥栖戦はホームフクアリでの開催となるわけですが、ともかくホームでは結果が重要ということになります。
 これは感情論だとかポジティブな発想からではなく、単純にアウェイでの成績が極めて悪い分、ホームでは結果を出すことが絶対であると考えるわけです。
 もちろんアウェイでの勝率向上も極めて重要なことだと思いますが。
 ですから、先週の東京V戦も新たな可能性は見出せたものの、それだけでは…と思ってしまうところが強かったわけです。
 残り試合も決して多いわけではないですしね。


 対戦相手の鳥栖はここまで4連勝。
 勢いに乗っており、非常に手強い相手となりますが、しっかりと結果を出してほしいと思います。