巻が加入した東京Vと対戦
8月のジェフの成績は、1勝2敗1分と負け越し。
順位も4位に後退し、試合内容も良くなく、J1昇格に向け黄色信号が灯ったようにも感じます。
ドワイト監督が就任して、攻守にシンプルなサッカーを目指していたジェフ。
しかし、その分、細部の約束事などは形成されず、シーズン序盤は悪くなかったものの、現在は伸び悩みを感じています。
どこかでこの問題を解決し洗練されたチームにならなければ、例えJ1に昇格出来たとしても活躍は難しいのかもしれません。
もちろんまずはJ1昇格という意見もわからなくはないですが、昇格してもすぐに降格ではあまり意味はないと思いますし、どちらにしてもチームの成長曲線というのが非常に重要なものだと思います。
現状だとどういったメンバーが組めるのか…という問題もあるのでしょうが、基本的にはある程度メンバーが代わっても良い試合が出来ることが理想となるはずで。
まずはベースとなる戦い方、勝ち方、点の獲り方を再確認することが重要なのではないでしょうか。
東京Vは10勝11敗2分で現在8位。
勝点32で、ジェフとの勝点差は7と言うことになります。
昨日のエントリーでは攻撃の部分に関して褒めすぎた気もしますが(笑)、熊本戦では細かなパスワークのミスや、守備に関しては課題も多かったと思います。
前からのプレッシャーはうまく機能していた時間帯もありそこからゴールを奪うシーンもありましたが、中盤での守備はチェイスが遅れることも多く、そこで相手に押し込まれていた時間帯も。
このあたりがジェフにとっては、攻めどころなのかもしれません。
ジェフにとっては巻との対決というのも、見逃せないところでしょう。
いくら「今は関係がない」と言ったとしても、目の前に緑のユニフォームを着た巻がいれば、意識しないというわけにもいかないでしょうし、人によってはそれなりの覚悟も必要なのかなとも思います。
もちろん対決と言っても、まだ加入して2試合目ですから、確実に試合に出れるかどうかは分かりませんが。
ジェフとしては、そろそろ長いトンネルから抜け出して、光明を見い出したいところ。
今後のことを考えれば、結果だけではなく内容も含めて、良い試合を期待したいですね。
巻の前で恥じない試合を見せなければいけないと思います。
なお、巻は、ジェフ戦に向けてこんなコメントを。
次節の古巣・千葉戦に向け「特別な思いはあるけど、東京Vの一員として敬意を持ってやりたい」と静かに闘志を燃やした。(スポニチ)
巻らしい良い言葉なんじゃないでしょうか。
それでいいんじゃないかと思います。
なお、この試合、ジェフはマーク・ミリガンがオーストラリア代表に選出された影響で、出場できない模様です。
ミリガンは8月10日に行われたウェールズ戦では選出されなかったのですが、ベテランDFニールが外れたようです。
ミリガンが出場停止だった7月17日の湘南戦では、DFラインの連携がうまくいっていなかったですし、上手く穴を埋められるかどうか。
一方、東京Vでは19歳にしてレギュラーCBとなっている高橋祥平がU-22日本代表の福岡合宿に選出されましたが、水曜に合宿は終了したそうで、ジェフ戦には間に合うのでしょうか。
あちらも怪我人が多いようなので、どういったメンバーになるのか気になるところです。