ホーム富山戦に向け、まずは初心に

 さて、明日はホームフクアリで富山戦です。
 富山は現在19位。
 ここ3試合も2連敗とあまりよい状況ではないようです。
 前節札幌に大敗したジェフとしては連戦になるとはいえ、しっかりと勝たなければいけない試合ですね。


 しかし、前回対戦した7月3日のアウェイ富山戦では、なんとか2-1でジェフが勝利したものの、前半は相手の激しいプレスに苦しみ良い試合が出来ませんでした。
 また、富山は前節の札幌戦では相手を押し込む時間帯も長く、何度もチャンスを作っていたものの、決定力がなく1-2で敗れた…というJ2の下位チームでは良くある試合展開だったと思います。
 試合内容は決して悪くなかったわけで、油断せずに戦いたいところですね。



 札幌戦の惨敗の後ではありますが、ホームということでコンディションは向上するのでしょうし、敗戦のあとということでモチベーションも高く挑めるのでしょう。
 しかし、アウェイで結果が出ず、ホームの”勢い”で挽回し、それで問題がうやむやになってしまうというパターンにはまりつつある気もしますし、”勢い”で勝つだけでなくサッカーの内容の改善にも期待したいところではないでしょうか。


 それと気になるのが、大島の合流とオーロイの復帰時期ですね。
 これまではオーロイにロングボールを蹴って、2列目の選手がこぼれ球を信じて走り込むことで、相手に圧力をかけて押し込むことに成功していたと思います。
 オーロイも100%競り勝てるわけではないですけど、50/50のボールにでも出来れば、あとは中盤勝負で競り勝てていました。
 けれど、久保はそういたタイプではなく、久保を活かすようなサッカーを作れていないわけですから(あまり作る気もないのかもしれませんが)、オーロイか同じ仕事が出来そうな大島に期待したいところではないかと思うのですが。



 もちろん現行の問題はそれだけはないですけど、短期間(富山戦に限らずですが)での修正というと、考えられるのはそのくらいなのかなと思います。
 守備戦術の構築はそう簡単ではないでしょうし、ビルドアップも選手個々で付くものではなくチーム全体で作るもので。
 例えばとして遠藤レベルの選手がいれば話は少し違ってくるのかもしれませんが、あそこまでのゲームメーカーを保持できるチームなんて一握りですしね。


 急に高度なことはできないと思いますし、まずは初心に変えって今年のベースとなるはずのシンプルなサッカーをすることが、ジェフにとって一番現実的な手段なのかなと思います。
 その上で、チームを向上させていってほしいと思います。