ジェフ、明大DF丸山獲得に動く 相馬争奪戦にも参加

関塚ジャパンの秘密兵器として期待される明大4年のDF丸山祐市(22)の来季獲得を目指し、横浜、G大阪、浦和、大宮、J2のFC東京、千葉、栃木、京都と総勢8クラブが争奪戦を展開していることが30日、分かった。 (スポニチ

 今さらですが、メモも兼ねて。
 なかなか実現は難しいとは思いますが、明大DF丸山獲得を目指すクラブの中にジェフの名前もあがっています。
 田鍋も決して入団が本決まりではないですし、今回の丸山も8クラブが興味を示しているということですが、有名選手監督は簡単ではないですよね。
 まぁ、水本も4クラブが獲得に動いたと報じられていましたが、実際にはジェフだけだったそうなので、報道を鵜呑みにするのも良くないのでしょうが。


 しかし、ジェフの補強ポイントは、そこなんでしょうか。
 若い選手がいないということを考えると、ボランチあたりは急務な気がしますが。
 まぁ、そちらも考えつつ他の選手獲得にも動いているということなのかもしれませんけど、労力を分散するようなことにはなってほしくないかなぁとは思います。



 先日コメントの方でも言いましたが、なかなか良い新人選手が難しい…ということを考えると(久保などは大成功ですけど)、伊藤のようにジェフユースから大学に行ってそこでより成長してもらってジェフに入団…というルートの確立も考えていきたいですよね。
 まぁ、すでにそういうルートがあるクラブも他にありますけど。
 そのためには、しっかりとジェフが「帰ってきたくなるクラブ」になることが重要ですね。
 練習場やスタジアムなどは誇れるものがあるはずで、後はクラブとしての”中身”が問われる部分なのかなぁなんて思ったり。


 しかし、五輪代表を狙えるレベルの選手が、サッカーを続けない道も考えていたんですね。
 そちらの方が、このニュースでは驚きかなぁとも思います。
 日本国内でのサッカー選手の地位向上。
 お金の面でもそうですけど、それ以外の面も含めて、真剣に考えていかなければいけないのかもしれませんね。



 一方、既に神戸入団が決まってしまいましたが、元浦和の相馬獲得にも動いていたという報道が。

神戸は、相馬についてコトブス退団直後から調査を開始した。同月下旬には、帰国していた相馬と交渉をした。磐田、J2千葉との争奪戦を制して、神戸で約2年半ぶりにJリーグに復帰することが決まった。(デイリー

 いつ獲得に動いていたのかが気になるところです。
 もし今年の頭に動いていたのなら藤本獲得もありましたし、意外と左SBには攻撃的な選手を補強する意思もあったのかなぁとも思います。
 竹内あたりもやはり本来は右SBでの戦力として期待しての補強だったようですし、新監督が就任したということもあって、どうしても補強の意向と実際のズレはあったのでしょう。
 このあたりは、仕方のない部分もあるのかなぁと思います。


 しかし、一方でこの夏に相馬獲得に動いていたのであれば、少し意外な面もある気がします。
 確かにSBの攻撃参加増えつつありますが、それでもSBは守備を念頭に置いてのプレーをしていると思いますし、単純にJ2で相対的に押し込めているから前に出れているという問題もあるはずで。
 左ウイングには攻撃面で期待されている深井がいて、SBが守備時に絞る傾向があることなどを考えると、今の戦術にそのまま攻撃的な左SBを置くのは難しい気がします。
 ボランチにより広範囲にカバーできる選手を置くとか、SBが絞らない状況を作る、あるいは左ウイングに守備的な選手を置くなど大きな変化を施さなければ、フィットしないのではないかと。
 もちろんJ2の下位クラブ相手なら、ある程度はごり押しで戦える部分もあるのかもしれませんけど、これまで長らくベンチ入りしているにもかかわらず藤本の出場機会がないのは、そのあたりに理由があるはずではないかと思うのですが。



 もちろん幅を増やすという意味ではありなのかもしれませんが、それだけで相馬クラスの選手が獲得できるとは思えないですし、『チームに合った効果的な補強』がここ数年できていないだけに(まぁ今年の竹内、オーロイあたりは成功なのかもしれませんが、竹内は上記の通りSBとしての計算だったわけですしね…)、名前や選手数だけでなく効率のよい補強を期待したいところですね。
 予算面の問題も深刻な状況なわけですし。


 それと共にJ1昇格以降も見据えた補強も、少しずつ準備していかなければいけないところなのかもしれません。
 今期、柏が成功しているのも、J2での結果に満足せず、将来を見据えた補強を昨年の段階から始めていたところがあるはずですし。
 もちろん柏は独走状態だったからこそ、それが出来たという部分もあるのでしょうけど、来季に向けた準備で後れを取らないようにしていきたいところですね。