今週末は市街地コース・バレンシア
F1サーカスはヨーロッパにもどり、明日からバレンシアでヨーロッパGPが実施されます。
バルセロナでスペインGPが開催されていますので、スペインでは今期早くも2レース目ということになりますね。
バレンシアは公道サーキットということで、市街地のモナコGP、公園内を使用したカナダGPと続いて、3戦連続市街地コースということに。
敢えて狙ったのかもしれませんが、さすがにそろそろ普通のサーキットも見たくなりますね(笑)
2008年に初開催となったバレンシアは、当初直線もあり高速コーナーもあり市街地にしてはおもしろいサーキットなのではないかと期待されていたのですが、実際には抜きどころが少なく退屈なレースとなってしまいました。
しかし、今年はDRSがあるということで、レースにおける変化が期待されています。
レース中のDRSはカナダに続き、2か所で使用できることになるそうです。
2010年、小林可夢偉は18番手スタートだったものの、ピット戦略の妙もあって順位を上げていき、レース終盤にアロンソ、ブエミを抜いて7番手でフィニッシュしています。
抜けないバレンシアで素晴らしいレースを見せたこの頃から「オーバーテイクの得意なドライバー」として評価を高めていった印象がありますし、今年も期待したいところです。
なお、次戦イギリスGPからブロウンエキゾーストの規制がかかりますが、それに先立つ形でバレンシアから予選後のエンジンマッピングの変更が規制されました。
特にレッドブルは予選用のエンジンマッピングを使用してブロウンエキゾーストを活用していたそうで、これによってレッドブルが頭1つ抜けていた予選での差が減少するのではないかとみられています。
ここ数試合、レースではさほど速さを見せていなかったレッドブルですから、こういった規制によってどういった変化が生まれるのか。
一説にはブロウンエキゾーストの規制により、予選で0.5秒前後も差が縮まるのではないかのではないかと言われていますし、まずはバレンシアでの予選に注目です。
また、ルノーもこの規制の影響が大きいのではないかと言われているチームの1つですから、ルノーを追うザウバーにとっても追い風となる可能性があるのかもしれませんね。
明日の更新はお休みします。
次回は土曜日に。