僅差でラストレース、アブダビGPへ
シーズン残すところあと2戦となった雨のブラジルGP。
バトンが土曜日の夜に武装集団に襲撃され(警官に助けられたそうですが)、韓国よりこっちの方が危険だろという話もされていますが、日本ではそんな話題も少なく…(笑)
さすがサンパウロですね。
さて、レースの方ですが。
予選で魅せてくれたのは、ベッテルでもなくアロンソでもなく、まさかのヒュルケンベルグでした。
Q2を突破したところまではチームメイトのバリチェロもいて順位的にもヒュルケンベルグが下だったのですが、圧巻だったのはQ3。
路面が少しずつ乾いてきたところで、ほぼ全車ドライに変えて勝負。
ここで2位ベッテルを1秒以上上回るタイムで、ポールポジションを獲得!
タイムを出す隊列の一番後ろにいて、前の車が路面の水を輩出してくれている状況だったとはいえ、このタイムには驚きです。
なかなか結果が出せず解雇の噂も流れていた中での、素晴らしい一発でした(ただ、それでも残留は厳しいというニュースも出ているそうですが…)。
ヒュルケンベルグ以下はいつもと同じようなメンバー。
ベッテル、ウェバー、ハミルトン、アロンソ、バリチェロ、クビサ、シューマッハー、マッサ、ペトロフまでが10番手。
その後、バトン、小林可夢偉、ロズベルグ…と続きます。
決勝はドライで、比較的落ち着いたレースだったと思います。
一週目ででヒュルケンベルグをパスしたレッドブル2台。
チャンピオンシップ2位に付けるウェバーとしてはベッテルを抜きたい状況でしたが、それは叶わずそのまま1-2でフィニッシュ。
スタートでハミルトンを抜いたアロンソが3位、ハミルトンが4位、5位にバトン。
ロズベルグ、シューマッハーとメルセデスが続いて、序盤アロンソ、ハミルトンを抑えていたヒュルケンベルグが8位、クビサ、小林可夢偉までがポイント圏内でした。
可夢偉はプライムでのスタートを選んだ数少ないドライバーで、一時期5位まで浮上しましたが、ペースが上がらず。
もう数周ピットインを待てれば、終盤リウッツィのクラッシュによるSCによって、もう少し上に行けるチャンスもあったのかもしれませんが…。
ただ、マシンが厳しい状況でもポイントを獲得する。
SC明けの1コーナーでブエミをパスしたシーンなどもありましたし、やはり“もっている選手”なんだなぁと思います(笑)
さて、残すところはあと1レース。
これでアロンソ246ポイント、ウェバー238ポイント、ベッテル231ポイントと僅差で、アブダビに向かうことになります。
最終戦、どんなドラマが待っているのか非常に楽しみです。
ちょっと、体調がすぐれないので、明日は更新お休み。