長崎、入会予備審査を通らず

 Jリーグ入会予備審査を要請していたV・ファーレン長崎が、ようやく結果を発表。
 一歩遅れていたのであまり良い結果ではないのだろうな…と思っていましたが、やはり厳しい状況だったようです。


 宇都宮徹壱氏も、長崎が結果を発表する前にこのように書かれています。

長崎にポジティブな条件が見当たらないことを考えると、厳しい裁定が下されたと考えたほうが自然であろう。予備審査を条件つきながらクリアした鳥取と松本には、いずれも1万5000を超える収容力を持ったサッカー専用スタジアムをホームとしている。その事実が、彼らにとって大きなアドバンテージとなったことは間違いないだろう。翻って長崎の場合、2014年の国体に向けて諫早(いさはや)のスタジアムが改修作業に入ったが、その間の活動拠点については不確定な部分が少なくない。現状を考えるなら、町田以上に困難な条件であると判断せざるを得ないだろう。(スポナビ

 やはりスタジアムに関してが一番大きな問題なのでしょうか。
 実際、クラブにおいてスタジアムというのは重要だと思いますしね。
 単純に観客動員数や選手の使いやすさなどだけでなく、クラブ全体のポテンシャルを高めるという意味においても。


 また、長崎が発表した情報を読むと、『資本金』が45万円しかないということで、そこも無視はできない評価項目でしょうね。
 それと『入場料収入』が少ないという指摘があったそうです。
 『観客動員数』ではなく『入場料収入』を指摘されたということは、いわゆるタダ券やそれに近いものが多いということなのでしょうか。
 国見関係者が観に来てくれてたりするのでしょうか?



 スタジアム改修の関係もあり、2013年の昇格を目指すことになるというのが現実的な次の目標になるようです。
 J2は当面22チームが最大枠として決定していますから、どこかが笑えばどこかが泣くことになります。
 厳しい面もありますが、日本サッカー界全体を考えても簡単に増やせばいいというモノではないと思いますし、しっかりとした審査が必要だと思います。
 もちろん努力は認められるべきだと思いますが、そこはプロの世界ですしね。