アロンソの優勝でF1は混戦状態に
レッドブル対マクラーレンの構図で迎えたイタリアGP。
ここは高速サーキットなので特にマクラーレンが優勢で、レッドブルが若干遅れて追う形なのではないかと思われていました。
しかし、予選でやってのけたのはフェラーリでした。
アロンソがポールポジションを獲得しただけでなく、マッサも3位。
地元イタリアでフェラーリが意地を見せた週末になりました。
各チームモンツァに合わせてローダウンフォースで臨んだ中、2位にはダウンフォースを多めにつけたバトンが滑り込みます。
マクラーレンは直線スピードがあるからこそ、ダウンフォースを重めにつけることができ、金曜日からそのセッティングを試していたわけですが、ハミルトンは途中でセッティングを変え5位に沈んでしまいます。
チャンピオンシップ首位に立つウェバーは4位。
ベッテルは6位で、タイム的にもウェバーに先を行かれる状況になってしまいました。
決勝ではバトンがスタートでトップ。
アロンソ、マッサがそれを追う状況になりました。
ウェバーはまたもスタートでミス。
4位にロズベルグが上がり、以下は押しこまれる状況になってしまいました。
4位スタートだったハミルトンはスタート直後にマッサと接触し、痛恨のリタイアとなってしまいました。
マシン特性が合わないコースで予選13番手という良いタイムを出していた小林可夢偉でしたが、ギアボックスのトラブルでピットスタート。
しかし、完全には直りきらなかったようで、序盤でリタイアとなってしまいました。
バトンとアロンソによる激しいつばぜり合いとなる中、先に動いたのはバトンでした。
36週目にピットストップ。
すると、アロンソは翌37週目にピットストップ。
プライムタイヤはタイムが出るまでに数周かかることもあって、これで逆転ということになりました。
そのままアロンソが優勝。
2位バトン、3位マッサとなりました。
4位には一時エンジントラブルに見舞われるも、粘りの走行を見せたベッテル。
なんと53周レースで52週目にピットインするという作戦に出て、見事成功を収めました。
これを見ても、やはりバトンが先に入ったのは、失敗だったのかなぁと。
もう少し粘れれば良かったのでしょうが、タイヤの消耗が激しかったのでしょうか。
5位以下はロズベルグ、ウェバー、ヒュルケンベルグ、クビサ、シューマッハー、バリチェロとなりました。
ウィリアムズは着実にポイントを稼いできましたね…。
ポイントランキングを争うザウバーとしては厳しくなってきました。
この結果により、ドライバーズランキングでアロンソが3位に浮上。
今年はもう厳しいかと思われていましたが、わからなくなってきました。
1位ウェバー187ポイント、2位ハミルトン182ポイントで、3位アロンソが166ポイント、4位バトン165ポイント、5位ベッテルが163ポイントと、接戦になっています。
ポイントシステムも今期から変わっていますから、残り5戦、まだまだわからない状況になってきました。
来月行われる日本GPも俄然楽しみになってきました。
明日は更新お休みします。
globeの15周年記念ベストアルバム3種類のうち「BEST HIT SELECTION」版は、幻のシングル「Get Wild」で使用される予定だった北条司氏が描かれたジャケットになるようですね。
かっこいいデザインですね。
小室氏が若干美化されている気はしますけど(笑)