アウェイでの勝率の低さの原因は?

アウエーで成績が極端に悪いのは原因があるのか、たまたまか?
江尻監督
「原因がなければこういう結果になっていない。その原因は僕の中ではいくつかキャッチしているので、これからもアウエーの戦いがあるので今ここではいえませんが、しっかり修正していきたいと思います。」(ジェフ公式サイト

 アウェイでの勝率の低さをチームではどのように分析しているんでしょうね。
 個人的にはコンディションの問題が、大きいのではないかと思っています。
 今期のジェフは特に中盤でのプレッシング、運動量、攻守の切り替えがベースになっているチームですので、コンディションによってチームの出来が左右されるところが大きいように思います。
 例えば0-1で敗れた岐阜戦は、試合途中でピタッと動きが止まってしまいましたしね。


 アウェイでは相対的に見て、相手のコンディションが良いという影響もあると思います。
 逆に言えば、ホームでは相手のコンディションが悪いということにも。



 しかし、フクアリで行われた8月28日の岡山戦でも、前半途中に一気に運動量が下がってしまいました。
 後半途中、相手のミスにより2点目が入ってから猛攻をしかけて4-0になった試合ではありましたが、ホームだったのにもかかわらず選手の動きは決して良くなかったと思います。
 このあたりは猛烈な残暑が続いた、気候の問題もあったのではないでしょうか。



 今回の福岡戦は、アウェイではありましたがそこまでコンディションは悪くなかったと思いますし、選手達も動けていたと思います。
 もしアウェイでの勝率の低さがコンディションの問題なのであれば、今回の福岡戦はその例にあてはまらないのではないでしょうか。
 少なくとも岡山戦よりは良い内容だったと思いますし。
 江尻監督も原因は把握しているというようなことを話していますし、もしかしたら福岡戦ではすでに改善されつつある部分もあるのかなぁと。
 岡山戦の後に2連休を作ったり、天皇杯でも数人ですが主力選手を休ませていますしね。


 コンディション以外だと、モチベーションの問題も考えられるでしょうか。
 これも相対的な部分があるはずですよね。
 しかし、そもそもコンディションなどチーム状況が良くなければ、モチベーションもなかなか上がらないものだと思いますし、そこでもコンディションの影響は大きいのではないかと思います。




 どういった問題にせよ、少なくとも福岡戦での試合内容は決して悪くなかったと思いますし、福岡戦に関してはこれまでのように「アウェイだから負けた」という言い訳はしづらいのではないでしょうか。
 今回の試合に関してはアウェイ云々以上に、「実力で競り負けた」試合だったのではないかと思うのです。
 だからこそ、もう『一回り強さがほしい』と感じるのですが。


 その強さを身につけるためにも、先ほどいった中盤でのベースをうまく維持しつつ、より鋭い攻撃を作っていくことが必要ではないでしょうか。
 コンディションが保たれている状況での試合内容は良くなってきていると思いますし、これからチームがブレイクする可能性も十分秘めていると思っています。
 ここからのジェフの巻き返しを信じて、応援していきたいと思います。