大東新チェアマン、Jプレミア化は時期尚早

 昨日報じられた日本版のプレミア構想ですが、大東新チェアマンは「今は時期尚早」と話しているようです。
 いったいネタの出所はどこだったんでしょうね。



 昨日は「Jリーグの価値を高めるために考えているのだろう」と言いましたけど、考えてみればもしJリーグを3部に分け、その分リーグ全体のクラブ数が一気に増えるのであれば、逆にJリーグ自体の価値は下がる可能性も考えないといけないのかもしれませんね。
 Jリーグのクラブ数が多くなれば1クラブあたりに入る分配金も減るかもしれないし(試合数が増えたとしても放映権料などはそう増えないでしょうし)、サッカーのレベルの問題なども出てくるはずです(実際今もその傾向は見られるのではないかと思います)。 
 トップカテゴリのクラブ数を大幅に減らすことで“プレミア化”を高めるにしても、それだけでどれだけ価値が高まるのかという問題もあるし…。


 もちろんクラブ数が増えることを一概に反対するわけではなく良い面もあるとは思うのですが、Jリーグ全体のキャパシティの問題などデメリットの部分も考えながらやっていかないければいけないように思います。
 実際、財政難に苦しんでいるクラブもあり、その理由として経営者の問題もある場合もあるとは思うのですが、それだけではないように思いますし(別に話題になっている東京Vや大分だけの話ではなく。ただ、地方クラブの場合、地方の景気の問題も大きいのでしょうけど)。
 心配なのはそういったクラブをこれ以上抱えきれるのかどうか…ということなのですけど。


 Jリーグも難しい時期に来ているのかもしれませんけど、色んなことを冷静に考えていかなければいけないのでしょうね。