東京V、ネクシィーズとの交渉決裂

 東京Vの公式リリースによると、ネクシィーズとの交渉が終了した模様です。
 ただ、相手がどこまで本気だったのかわかりませんから、そこまで驚くべきことでもないような気がしますね。
 交渉がまとまる前から社長がマスコミに出ていろいろ話していたのもただのPRのようにも見えなくはなかったですし、本格的に東京Vの将来が危うくなりJリーグが絡んできたところでネクシィーズの名前が一気に消えていってしまったのも気になる部分です。
Jリーグと交渉する意思はあるようなコメントを発していましたから、Jリーグが話に絡んできたから撤退したということもないでしょう)。
 そもそも今回の買収に関してネクシィーズ側にとってどれだけのメリットがあったのかという点も微妙だったように思いますし(例えばサイバーエージェントなどは市場も被るところがあると思うのですが)、もし買収が決まっていたとしてもあちらが中途半端な気持ちだったのだとすれば、延命処置でしかなかったようにも思います。

 

 東京Vとしては(あるいはJリーグとしては)、早期に次の交渉相手を探すことが何よりも重要ですね。
(一応ネクシィーズ側はJリーグに移行した後、交渉を再開する可能性も示唆しているようですね。)
 もちろん簡単なことではないのは確かですが、まとまらない交渉をダラダラと続けるよりは次の希望を探した方がいい場合だってあるわけで、この交渉決裂が大きな後退とも一概には言えないのかもしれません。
 可能性がどれだけ残されているかはわかりませんが、出来る限りのことはしてほしいと思います。