W杯ベスト16へ、本日デンマーク戦

　さて、本日深夜から、決戦となるW杯第3戦日本代表対デンマーク代表戦が行われます。
　引き分けでもベスト16進出が決まる日本代表ですが、90分間守り抜くというのは決して簡単なことではなく。
　しっかりと“粘っこい守備”をベースにしながら、得点を奪いに行くことが重要ではないでしょうか。

　先に1点さえ取れれば、相手はグループリーグ突破のために2点取らなければいけない状況となり、日本はかなり楽な状況になります。
　逆にデンマークが先に得点を奪うようなことになれば、リトリートからのカウンターサッカーというお得意の形を相手に作れてしまいますから、なんとしてでもそのような展開は避けたいところです。
　デンマークはカメルーン戦でも勝ち越すまでは前に出てきていた印象でしたし、日本代表としてはうまくそこを利用しながら裏を狙っていく展開が望まれるのではないでしょうか。　

　少し心配なのは、疲労の問題。
　カメルーン戦、オランダ戦とスタメンは同じ顔触れで、この試合でもこれまで通りのメンバーになるのではないでしょうか。
　オランダ戦では相手が強国ということもあって終始ハードな展開でしたし、スタメンの選手達の消耗が心配です。
　オランダ戦からここまでの数日間で、どれだけ疲れをとることができたのか。
　W杯も3戦目に入ってきて特に強豪国（といっても苦戦しているところも多いのですが）以外のチームは疲労の色も見え始めたような感もあるので、最後までコンディション調整は重要なポイントになるはずです。

　ここまでの2試合、日本代表の選手達はしっかりと戦ってきたと思います。
　もちろん最終的な評価はまだ下すべきではないとは思いますが。

　しかし、それでも批判をしたがる人達はいるわけで。
　カメルーン戦で先制点を奪いそれを守りに入れば「守備的だ」と言う人もいるし、逆にオランダ戦の終盤に攻めに転じれば「追加点を奪われていたらどうなっていたことか」と批判を受ける。
　そして、そう言っている多くの方達は、もう一方のサッカーをあまり評価していない…（笑）

　そういった声を黙らせるためにも、ぜひともグループリーグを突破して見せてほしいと思います。
　ここまで2試合の努力をしっかりと次につなげるためにも。
　引き分けでもいいという分だけ日本が有利とも言えますが、ここまでのW杯の結果を見てもシナリオ通りに進むことの方が珍しいわけで、決して楽観視していい状況ではないと思います。
　最後まで、しっかりと戦ってほしいですね。