オシム監督がリスクを負ったのは阿部、闘莉王、アシマ夫人

 オランダ戦後の会見で、オシム監督がこんな話を。
 会見の最後で「リスク」の話になり、オシム監督はこれまでリスクに関して3人の人間にあったとのこと。
 その3人が阿部、闘莉王、そしてアシマ夫人だったということです。
 もちろんアシマさんに関しては、いつもの冗談でしょうけどね(笑)



 アシマさんに関してはともかく、闘莉王、阿部に関してはどういう意味?と悩んだのですが、通訳の千田善さんによると、闘莉王は代表に招集したこと、阿部に関してはジェフでキャプテンに選んだことに関してのリスクだったそうです。
 闘莉王に関しては当初はまだ課題も多かったと思うし納得なのですが、阿部のキャプテン指名はすんなり決めたのだと思っていたので少し意外でした。


 確かに、試合直前まで悩んで夜も眠らないこともあったというオシム監督。
 自信に充ち溢れているかのように見えて、1つの選択に対して様々な影響を加味し、慎重に考えた上で物事を判断する方でもあるわけですから、阿部をキャプテンに選んだ際にも様々なリスクを考えた上で決定したということなのかもしれません。



 サッカーに対していろいろなことを考え、悩み、ときには激昂することもあるオシム監督ですから、ドクターがテレビで試合をあまり見ないようにと注意するのも当然ですね。
 オシム監督の症状から考えて、血圧が高くなるようなことはなるべく避けなければいけないわけですから。
 とはいえ、オシム監督の場合、サッカーから離れてしまうと、それはそれでストレスになるのでしょうけど(笑)
 ともかく、体には気を付けて欲しいですね。




 ちなみに、会見ではデンマーク戦の対策を聞かれ、こんな話もしていました。

例えば中澤佑二田中マルクス闘莉王にどのような選手が嫌か聞いてみてほしい。巻誠一郎(千葉)と戦うのが好きか、工藤浩平(千葉)と戦うのが好きか。どちらが戦いやすいか聞いてみてほしい。自分たちも解決策への回答を持っている。そして、集中力を維持しながら相手の弱点をしつこく突いていくわけだ。

 おお、羽生でもなく勇人でもなく、工藤の名前が出てくるとは(笑)
 もしかして、今のジェフに気を使ってくれたんでしょうか。
 オシム監督は代表選手招集のケースを見ても、日本代表とJリーグをなるべくリンクさせようとしていましたしね。
 ともかく、ここで工藤の名前を出してくれるのは、ジェフサポにとってもとても嬉しいことですね。



 ちなみに、オシム監督、昨日のスペイン対ホンジュラス戦でもスカパーの放送に参加されていて、twitterによるとイエローカードとレッドカードを準備していたようです(笑)
 この試合の主審が西村氏だったので、それに合わせて準備していたんでしょうか?
 これもオシム監督なら、ありえそう…。