江尻監督「ジェフは決して強いチームではない」
岡山さんがファイティングスピリットを最後まで続けた結果、岡山の方に勝ち点3が転がり込んだかなと思います。
戦術的なことは抜きにして、胡坐をかいたら足元を掬われるといういこと。ジェフは決して強いチームではないし、いいメンバーが揃っているとは思っていない。もしそうだったら、J2には落ちていない。(ジェフ公式サイト)
モチベーションの話が多い会見になっていますね。
昨日の話のちょっとした続きですけど、モチベーションもコンディションに影響を受けやすい要素の1つなんじゃないかと思います。
うまく体が動かなければ、イライラもしてくるし、モチベーションも下がってくる。
サッカー選手に限らず、日常生活でもそういったことはあるんじゃないでしょうか。
また古い話しになってしまいますが、07年もそういったところがあったんじゃないかと思います。
逆にモチベーションが上がらなければ、コンディション調整も難しくなるのかもしれませんし、双方の関係は深いところにあるのではないかと。
オシム監督がジェフ監督時代に、「浦和は全試合ダービーのようだ」と話していました。
人気もあり、有名選手も、予算もある浦和相手だと、どのチームも大きなモチベーションを持って戦ってくると。
そして、当時のジェフもまた上位チームには気持ちに入った試合を行い、逆に下位チームにはコロッと負けてしまうところがありました。
あの頃のジェフはチャレンジャーの立場だったということですね。
今のジェフはJ2という舞台ではあるけれど(まぁここが重要ですけど)、当時の浦和に近い立場にあるんだと思います。
チャレンジャーではなく、チャレンジを受ける側の立場にあるということですね。
現実的に考えると、どう頑張ってもメンタル面では相手に勝つことが出来ない試合も出てくるでしょう。
あるいはコンディションも同様に、どのチームも“ジェフを食う”つもりで準備をしてくると思うのですが、ジェフは合わせきれない試合が出てくるかもしれない。
それはそれで仕方のない部分もあると思うので、そういった状況でも相手に勝てるだけの強さというものを身につけていかなければいけないんだと思います。
もちろん簡単なことではないですし、モチベーションもコンディションもやれるだけのことはやらなければいけないとは思いますけどね。
江尻監督は「ジェフは強いチームではない」と言っていますけど、相手が思いっきり気持ちを込めて戦ってきても、ふてぶてしくそれを振り払う。
それくらいのメンタリティが必要なのかなと私は思います。