広島が千葉MF工藤にオファー


J1広島が来季J2へ降格する千葉のMF工藤浩平(25)の獲得に動いていることが16日、分かった。既に正式オファーを出し、本人と数度の交渉も重ねている。千葉との契約は今季で満了する。
広島はMF柏木陽介(22)がJ1浦和へ移籍するため、ハードワークができて、攻守のつなぎ役となれる即戦力の攻撃的MFを補強ポイントに挙げている。(中国新聞

広島がJ2に降格する千葉の元日本代表MF工藤浩平(25)の獲得を目指し正式オファーを出したことが16日、分かった。広島の幹部は「オファーは出した」と語った。
工藤は身長166センチと小柄ながら、ドリブルと豊富な運動量を武器にするMF。ボランチなど複数のポジションをこなすユーティリティー性も持ち、千葉では中心選手として活躍。7月の日本代表合宿で初めてフル代表に招集された。広島はMF柏木の浦和移籍が決定したこともあり、代役として工藤に白羽の矢を立てた。また、獲得に乗り出していた大分の日本代表GK西川周作(23)にも正式オファーを出した。(報知
 ついに来たかぁ…といった感じです(笑)
 中国新聞も報じていることを考えれば、オファーはあったのでしょうね。


 個人的には「J2に落ちて誰にオファーがあるかな」と考えたときに、真っ先に名前が思いついたのが工藤でした。
 雑誌等には谷澤、深井などの名前が挙がっていて、確かに彼らのプレーというのは華があるかもしれませんけど、総合力では工藤が一番だと思っていました。
 細かくつなぐパスワークのセンスはもちろん、運動量も豊富で、中盤から前への飛び出しも積極的。
 体の大きさはないけれど、守備時の体の入れ方はここ数年でうまくなってきたから、守備でも期待できるようになってきました。


 こういったオファーがきたということは、工藤を評価してもらえたのは個人的には嬉しくも思います。
 しかも、柏木の代わりとなる上、オシム流派の広島さんですからね。
 工藤からすれば柏木と比べられるだろうから、そこへの挑戦ということにもつながります。
 本人としては燃える要素なんじゃないかと思いますし、ポジションにも余裕があるかもしれません。


 下村を放出した時にもいったと思うのですが、「工藤か中後、どちらかにはオファーあるんじゃないだろうか?」とずっと思っていました。
 だから、これでもし放出となったら、本当にどうするんでしょうね?
 ボランチは2人しかいないわけですし。



 移籍するのであれば当然悲しい。
 個人的には来年以降もジェフで工藤を見ていたいと思う一方で、工藤の将来やJ1でプレーできることを考えれば、移籍しても仕方のないことだと思います。
 ましてや、広島は天皇杯の結果次第で、来季ACL出場という可能性もある。
 Jリーグでだって上位争いをできる可能性がある。
 広島の1トップ下の2シャドーはアマル監督時代の07年前半に任され、素晴らしいプレーをしていたので、そのままフィットする可能性が高い。
 それらを考えると金銭面的な事情さえクリアできれば広島への移籍は当然の決断ではないかと思うし、もしそうなったとしても私は温かく見守りたいなと思います。
 寂しい話しですけど、チームをJ2に降格させてしまった以上、こういったことは起こりうることだと思っていましたし。