カボレ、中東カタールに移籍
ついに決まってしまったそうです。
こちらの移籍も残念なニュースですね。
運動量豊富なFC東京のサッカーの中で、カボレは異質な存在であったと思います。
けれど、それでも重要な攻撃のアクセントとして機能していたはずです。
城福監督の目指すサッカーの最終形態にもしかしたらカボレはいないのかもしれないけれど、少なくとも今の段階では重要なピースだったんじゃないかなぁと私は見ていました。
そして、FC東京にはナビスコ決勝がある…。
FC東京は胸スポンサーを務めてきたENEOSが今年限りで撤退するのではないかという報道があります。
今回の移籍もそういった経営面での影響が少なからずあるのでしょう。
だから、もしナビスコ決勝がなければこの移籍も見方によってはありだったのかもしれませんが、やはりタイトル奪取というのはどのクラブにとってもかけがえのないものですからね。
しかし、今年は本当にJリーグで活躍するブラジル人の中東移籍が多発していますね。
どうにかして対策案を考えたいところではありますが、お金の絡むことですから完璧な解決案というのは難しいようにも思います。
特に外国人選手にとっては、どういった状況であっても結局は「出稼ぎ」であることに間違いはないわけで(もちろんその中で日本に愛着を持ってくれる選手がいればとても嬉しいことですが)、多くの年俸を積まれればそちらに気持ちがいってしまうところがあるのでしょう。
そして、クラブとしても不況の最中、いい額の移籍金を提示されれば、悩んでしまうところがある…。
中東のクラブはそれこそ余るほどの予算を持っているんでしょうし、お金には困らないということなんでしょう(詳しい状況は知りませんけど)。
ダヴィみたいに日本のチームにとっても悪くない状況での移籍ならばいいのですが、そうではないと思えるケースもあります。
難しい状況ですけど、最終的にはうまく契約などを組んで、中東のチームとも渡り歩いていくしかないのかなぁと。
各クラブのフロントは中東対策も含め、より一層の努力が求められることになるんでしょうね。