不況の影響が徐々に…?
日産が横浜FMへの出資比率引き下げを検討しているとのニュースが。
これ自体は以前にも聞いたこともありましたし驚きはないのですが、問題は日産スタジアムの終了。
来年に終了するネーミングライツの契約を、延長しないとの発表がありました。
ネーミングライツの契約は年間4億7000万円と高額で、コツコツとやってきた命名権まとめをみていただければわかりますが、日産スタジアムだけ額がすごいことになっています。
次の味スタが年間2億4000万円ですが、こちらは東京VとFC東京の2チームを抱えている上、契約時は両チームともJ1に在籍していたのもポイントです。
契約するのは横浜FMではなくクラブへの直接的な影響はないでしょうけど、だからこそ今後難しい問題になってくる可能性もあるのかなぁと思ってしまいます。
その東京Vは経営難で運営を新会社に任せる可能性が出てきているとのこと。
驚きなのはユース出身者が新会社を設立するという部分。
もしそうなれば、サッカー経験者がクラブのトップとなる可能性が高いわけですから、気になるところではありますよね。
ただ、サッカー経験者が全て優秀というわけではないでしょうし、サッカーの部分だけでなく経営面も携わるとなれば簡単ではない部分も出てくるはずです。
現在の東京Vを取り巻く厳しい状況が一気に変わるというわけではないでしょうから頑張ってほしいところではありますけど、不安な部分もあるのかなぁと思います。
最後に、大分が胸スポンサーとしてフォーリーフとの契約を発表したニュース。
フォーリーフは2007年にスーパーアグリのスポンサーにもなり、東京ドームにも看板を出していた企業です。
しかし、一方でマルチ商法に関して以前から怪しい噂が出回っており、スーパーアグリのスポンサーになった頃からGoogleで検索するとその話しばかりが出ていました。
そして、今年の2月ついに…というかようやく特定商取引法違反で、6か月の業務停止命令が下りました。
そのあたりの問題があったことは、当然大分サイドもわかっていることでしょう。
そんな怪しい企業が相手でも契約しざるを得ない状況にあった…ということでしょうか。
「F1や東京ドームのスポンサーもやってきたんだよ」とでも言われたのかもしれませんね(笑)
どのケースもそれぞれ問題が違うわけですが、どれも現在の不況の影響を全く受けていないとは言い切れないでしょう。
各クラブは今まで以上に現実と理想を考えながら、慎重に経営をしていかないといけないのかもしれません。
それとともに再び思うのが、酒造メーカーやパチンコメーカーなどによるスポンサードの規制について。
確かにイメージを保つことも重要だけれど、正直今回のフォーリーフの方がマルハンなどよりもイメージ悪化につながるのではないでしょうか。
今後、これ以上に不況の影響がJリーグを襲うのであればスポンサーを選べる状況にはなくなるはずで、全面的に変えるべきだとは言わないけれどもう少し柔軟に考えていった方がいいのではないでしょうか。