市長交代で気になる“蘇我スポーツ公園の行方”

 千葉市は前市長が賄賂容疑で退職され、民主党推薦の熊谷俊人氏が新市長が就任しました。
 31歳という若さも話題になっていますが、一番のポイントは事実上前市長の後継者だった林副市長が選挙で敗れ、大幅な政治的転換が予想されるということでしょう。
 

 以前から批判が多くテレビなどでも「無駄な投資」と言われていた千葉都市モノレール延伸の中止宣言は予想通りでしたが、ジェフサポにとって重要なのは蘇我スポーツ公園の開発です。
 蘇我スポーツ公園への投資に関しても一部市民団体からは不満の対象とされていることが多く、今後の成り行きが注目されます。




 朝日新聞へのインタビューでは、熊谷新市長がこのように応えています。


蘇我スポーツ公園の縮小の方法は検討中だが、陸上競技場や総合運動公園は必要ないと思う。野球グラウンドやサッカー場、スケボー場など金のかからないものとして使い、市民や有権者の意見を交えながら、時間をかけて使い方を戦略的に考えていけばいい。(朝日
 熊谷氏は当選前から蘇我スポーツ公園などの大幅な縮小をマニフェストに掲げていたため縮小するのは当然、問題はどのような縮小の仕方をとっていくのか…ということでしょうか。




 さて…。
 これはテニスコート、なくなるかもしれないですなぁ(笑)
 テニスコートもあって総合競技場もあって練習場も出来て、『レッズランド+スタジアム』みたいなものが出来れば、ジェフにとっても有意義なモノになるんじゃないかなぁと思っていたのですが、実現は難しくなってきたのかもしれません。


 この不況では市長選うんぬんに関係なく、開発の見直しもいたしかたのないところがあるのでしょうが(千葉駅西口開発などは市長が変わる前から中止となっていたはずだし)、前市長はサッカーに大きな理解を示してくれていて昨年の残留争いのせいで不機嫌になるほど(熊谷氏・談)だっただけに、ジェフサポとしての目線だけを考えると残念な部分の方が強いのかもしれません。
 もちろんだからといって、それだけで市長選や市政の行方を判断するつもりは一切ありませんが。
(…というか私は千葉市民じゃないですしね。)




 けれども…。
 どんなことがあっても、中途半端な公園にだけにはして欲しくないんだけどなぁ…。
 中途半端な公園なんて、他にもたくさんあるわけですからね。


 もちろんジェフサポが誇れるフクアリがあって、フクスクや練習場もあるというだけで「中途半端ではない」と見ることも出来るかもしれませんけれど、「ジェフだけの公園」になってほしくないということです。
 贅沢な話しではありますけれども、ジェフを見に来る人以外にも愛されるような公園になって欲しいと思うのです。



 そこのところを新市長にはお願いしたいですね。
 厳しい財政ですから今すぐにとはいかないでしょうけど、最終的に夢のある公園にして欲しい。
 それが最終的にはジェフのためにも、千葉市のためにもなるんじゃないでしょうか。





 …あえて政治的な話しをちょこっとするとすれば、コストダウンというのは確かに重要で、しかも万人受けする言葉なのだろうけど、本質的な問題は魅力のある街を作れるかどうかじゃないかと私は思います。
 そこを履き違えては、いくらコストダウンを図っても現状を打開するにはいたないんじゃないでしょうか。
 目の前の問題としてお金の部分がはっきり出てしまっていますから、そちらにばかり話しが行きがちですけど、千葉市の問題はそこだけではないんじゃないかなぁと思ってしまいます。
 まぁともかく厳しい船出だと思いますけど、新市長には頑張っていただきたいですね。