流れが変わる?伝統のモナコGP

 今までのサーキットとは大きく違うコースレイアウトになるモナコGP
 当然マシンに要求されるモノも変わってくるので、今までの流れが変わるのか、そうでないのか期待してみていました。




 …が、結論からいえば大きく変わらず(笑)
 ブラウンは本当に強いですね。
 そして、乗ってくると強い(乗らないとそうではない)バトンがポールトゥウイン
 バリチェロと1-2という形でした。


 逆にトヨタあたりは一気に失速。
 このあたりに弱さを感じますね。
 逆に言えば、どのコースにも強いブラウンが凄い…ということなのかもしれませんが。


 フェラーリは3-4で復活の兆し、と言っていいんでしょうか。
 このサーキットが特殊すぎるので、次がどうなるかはわかりませんけど、これでフェラーリが自信を取り戻せば面白いかなぁと。



 ブラウンがラッキーなのは、ライバルが1チームに絞れてこないこと。
 今回はフェラーリでしたが、レッドブルトヨタあたりがライバルだったこともあります。
 このあたりがポイントを食い合えば、総合チャンピオンを目差すのもたやすい。


 レースごとにマークする相手がころころと変わるのは大変かもしれませんが、そこは戦術家のロス・ブラウンがいますからね。
 このレースでもライコネンバリチェロを抜けないと見て、予定より早めにピットに入れた場面がありましたが、その1週後にバリチェロをピットに入れ、ライコネンの前を蓋をする策をとってきました。
 このあたりはさすがだなぁ…というか、強かった頃のフェラーリを見ているようでした。


 個人的には一番の見所はそこだったかなぁと。
 やっぱりモナコは抜けない。
 抜けないから接近戦にはなるのだけれど、それ以上のことは起こらないですからね。
 終わって見れば、大きな変化のないレースだったかなぁと思います。