勝利への執念を見せて欲しい

 現在のジェフは、リーグ戦12試合を経過して2勝5敗5分の勝点11。
 順位にして16位。


 試合の内容に関しては4月に入ってから少しずつではありますけど、いい戦い方が出来ている時間帯も増えてきていると思います。
 問題なのはそのいい時間帯をどれだけ引き伸ばし、向上していくことが出来るのか…ですけどね。
 でも、開幕直後の内容が酷すぎたわけですから、それに比べればいい状況になってきているのは確かです。


 今の問題は、結果の方なのではないかと思います。
 明日の横浜FM戦で一度リーグ戦は中断となります。
 その中断の前に、少なくとも降格圏内は脱出したいところではないかと。


 ひとまず明日の試合でリーグ戦は一区切りが出来るわけで、その順位が昨年より下だとか降格圏内だということになってしまえば、問題視されても仕方がないところではないでしょうか。
 いくら「今が我慢時だ」と判断するにしても(何度も言うように我慢時なのかどうなのか、クラブとして何も公表していないのでさっぱりわかりませんが)、降格となれば我慢のしようもないところだと私は思います。



 そういうわけで、もう少し結果に対してチーム全体がストイックになってもいいのではないかと思います。
 メンタル面に問題があるのか、なんとなく粘りが足りない印象を受けます。
 先制して相手に追いつかれた試合でも、「今までなら追加点をとられて負けていた」なんて選手がいっていたことがあったと記憶しているのですが、その前に追いつかれたことをしっかりと反省し、悔やまなければ。
 なんというか、クラブ全体が昨年の奇跡の残留劇によって「今年も最終的にはなんとかなるんじゃないか」と油断しているところが、まだどこかにあるように思います。


 けれど、奇跡というのはたまに起こるから奇跡なのであって、毎年奇跡が起こるとも限りません。
 しかも、昨年のように1チームが早々に降格を決めるような形にはならないかもしれませんし、そうなれば今期は昨年以上の混戦になる可能性があります。
 そして、このままの状況だと恐ろしいのは、今年から16位以下は入れ替え戦なしで自動降格になるということ。
 当然ボトム3を抜けるのが最低限の目標となるはずですが、今年は救済措置すら残されていないということになります。



 ともかく、まだ幸い混戦ですから、1勝すれば状況も変わるかもしれない。
 数字上は勝っても順位を上げられるかどうかは微妙な状況ですが、ともかく目の前の試合に全力で戦って、勝利への執念を見せて欲しいところではないかと思います。