ギリギリのタイミングでの初勝利

 昨日まではサッカーの内容に関してがメインだったので、今日は結果について。
 FC東京戦での勝利は「ギリギリのタイミングでの初勝利」だったのではないかなぁと思います。
 まぁ、良い言い方をするのなら「絶妙なタイミングでの初勝利」だったとも言えるのかも知れないですけど、もっと早く勝てるのならそれに越したことはないですからね(笑)



 まず、前節の磐田戦あたりからやりたいサッカーがはっきりして、内容も良くなってきたところでの勝利だったこと。
 内容が良くなっても結果が付いてこなければ不満の声も出てくるし、実際磐田戦での試合後にはブーイングもあった。
 そうなると選手達も今やっているサッカーに自信を失う可能性もあるし、監督も結果を重視したサッカーをし始める可能性もある。
 特にミラー監督は頻繁に戦い方を変えていく監督でしたから(少なくとも昨年は)、ダメだと思えばスパッとやり方を変えることもありえる。
 場合によってはそれでもいいのだろうけれど、それでは積み重ねが作りにくいし、私は磐田戦での戦い方はそこまで悪くなかったと思います。
 もちろん細部に関してはまだまだだけれど、現実を考えれば悪くないサッカーだったのではないかと。
 そのサッカーを続けるためにも、FC東京戦での勝利は大きかったんじゃないでしょうか。



 次に、リーグ序盤の組み合せに関して。
 ここまでのリーグ戦の日程を振り返って見ると、G大阪、柏、川崎、山形、磐田、FC東京となり、その後、浦和、新潟、鹿島…と続きます。
 この日程が発表された時点で、開幕の数戦は苦しむだろうなぁと思っていました。
 そして、山形、磐田。
 この2戦が勝負で、最低でもここまでに1勝出来ればなぁと…。
 その後は、また強豪揃いですからね。
 しかし、周知の通り磐田までに初勝利を物にできず。
 個人的には意外だったのですが、FC東京さんもなかなか常態が良くなってこなかったので、途中から“この3戦が勝負”となったわけですが、なんとかそこで「ギリギリの初勝利」となりました。



 そして、最後に今後のスケジュールですね。
 浦和、新潟、鹿島、清水、広島…と、特に最初の数戦は結果を残している相手が続きます。
 しかも、問題なのがゴールデンウィークによる過密日程ですね。
 日程を見てみると…。


4/25(土) 浦和 フクアリ
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中3日
 ↓
4/29(火) 新潟 東北電ス
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中2日
 ↓
5/2(土)  鹿島 フクアリ
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中2日
 ↓
5/5(火)  清水 アウスタ
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中3日
 ↓
5/9(土)  広島 フクアリ
 

 ということで、2週間で5試合も試合をこなさなければいけません。
 今のチームはあまりTGもこなしていないし、かなり厳しいんじゃないでしょうか。
 そして、ただでさえ日程がきついのに、相手は上位チームばかり。
 この連戦に未勝利で雰囲気の悪いまま臨んで、そのままズルズルといってしまっていたら、取り返しの付かないことになっていたかもしれません。


 そういう意味でも、初勝利はギリギリのタイミングだったんだと思います。
 …とはいえ、今後の日程が厳しいことにはかわりないですし、勝ったといってもたかが1勝。
 内容に関しても課題はたくさんありますし、この連戦で連敗を記してしまえば結果は一緒となってしまいます。
 ですから、この連戦がジェフにとって、非常に大事な2週間になるのではないでしょうか。