西部謙司氏「決めてから実施までは早すぎるが、手をつけたのは遅すぎ」


ヨーロッパでは、すでに「移籍金」という概念がなくなっている。クラブには契約の切れた選手に対しての保有権がなくなり、文字通り契約が切れた選手は自由である。移籍時に発生するのは「違約金」で、これは契約期間が残っている選手が移籍する場合に発生するお金だ。
国際ルールとの違いによって、例えば中田浩二鹿島アントラーズからマルセイユに移籍したケースのように、タダ同然での移籍も発生した。今後は有力選手に対しては複数年契約を結ぶだろうから、こうしたケースはなくなるはずだ。今回の移籍ルール変更について「早すぎる」という声もあるが、むしろ遅すぎたと思う。ヨーロッパの選手たちがボスマン判決で自由を得てから、もう10年以上も経過しているのだ。決めてから実施までは性急で「早すぎる」が、手をつけたのは遅すぎである。(WSP
 まぁ、そういうことなのかもしれませんね。
 水野の移籍も、複数年契約を結んでいれば、例えば水本並の移籍金がもらえたかもしれないし。
 いや、ってかむしろそうなっていれば、移籍もなかったかもしれないですけどね…。
 そう考えていくと、日本人の海外移籍はもしかしたら減る方向に進むかもしれませんね。


 で、西部さんのコラムではこれ以下「弱肉強食になっていく」と言う話しで、それがサッカー界では普通であるとのこと。
 このあたりは既に同じような話しをしたことがあるので、興味があればそちらを見てもらえれば。
 基本的には、仕方のない流れなんでしょうね。