ミラー監督「上達しなければいけないのはラストパス」
うーん、確かにそうなんでしょうけど、選手達のラストプレーの精度(使い方も含めて)を上げるのは簡単ではないですから、補強に失敗した(…と思っております)限り練習で少しずつ上げていくしかないんじゃないかなぁとか思ってしまったのですが…。
アレックス・ミラー監督
「選手が全力を出してくれたことはうれしく思っているし、よく走れていた。前にいく、うしろにいく走りというのがしっかりと出来ていた。
ただ、上達しなければいけないのは、ラストパスの使い方だろう」
(ジェフ公式サイト)
…でも、そうかぁ。
プレミアでの経験が長いミラー監督からすれば、ゴール前に引き篭もってカウンターを1試合に3,4発作れれば、ある程度得点を計算できるだろうと考えているところがあるのかもしれないですね。
実際、そういった戦い方で勝点を伸ばしていくクラブはあちらではたくさんあるでしょうし。
しかし、Jリーグの基準で見るとなかなか厳しいんじゃないかなぁと思います。
ラストプレーというのは当然対人プレーになりがちで、マークが付いた時のプレーの質というのは日本人選手の大きな課題だといわれています。
オシム監督もよく言っていましたね。
だから、カウンターの形が3,4回作れたとしても、それだけじゃ得点は厳しいんじゃなかと思ってしまう。
加えて引き篭もる守備も、日本人の体格から考えれば守りきるのは難しいんじゃないかと思ってしまう。
イングランド人やスコットランド人が退いて守る守備と日本人が退いて守る守備では、単純に考えて前者の方が固そうな感じがしますしね(笑)
まぁ、ともかく今いる戦力でやるしかないんですよね。
練習で向上できる部分は頑張ってやっていく。
そして、今いる選手達を見極めて、戦術の“整合性”を高めていく。
どちらも簡単ではないでしょうが、今やれることと言えばそれしかないですからね。