オシム監督「去年の残留は正当な結果だが…」

 クロアチアサッカーニュースさんにオシム監督のインタビューが掲載されています。
 取り上げるタイミングがつかめなくて、遅くなってしまいました。 


ビッグクラブはどこも同じプレーをしているな。サッカーに余りにもお金が絡んでしまい、誰もリスクを負おうとしない。どのチームも同じ戦術だ。
強いセンターバックが2人、強いサイドバックが2人、強いボランチが2人、図体の大きなFWが2人、直接FKか20mのミドルシュートで点が決められる1人。試合はもっぱら退屈なものになってしまう。
 ジェフもやろうとしていることは同じですよね。
 お金が無いから全ては揃いませんけど、FWも我那覇や大島を取ろうとしていたようだし、ボランチにも身体の強い選手を置こうとしています。
 そして、何よりもリスクを負おうとしない。
 そんなサッカーですね。
 去年は目の前の残留争いがあったから守備的なサッカーでも仕方ない部分があったのかもしれませんが、今年はまだ開幕して間もない状況でアレですからね…。




 また、Numberにもオシム監督のインタビューが掲載されています。
 ジェフに対して聞かれ、「去年の残留は正当な結果だが、毎年同じことが起こるとは限らない」という厳しいお答えを。
 その他のチームにはポジティブな話しが多く、Jリーグ全体に対してもとても前向きな評価していた分、ジェフへの厳しい意見は非常に際立って感じました。
(ところで守備的なサッカーをしたことと結果がでないことを一緒くたの問題として扱っている人もいるようですが、個人的には別問題だと思っています。少なくとも今のところは。)


Sports Graphic Number 2009年 4/2号
B001US5RZ4



 ここから話しはジェフとは少しそれちゃいますけど…。


彼の息子アマルはエディン・ジェコが(ジェリェズニチャールの)ジュニアユースでプレーしていた時、ジェコのクオリティを見出した。イヴィツァはヴォルフスブルグのマイストーレを世界最高のFWの一人とさえ考えている。
「ジェコは将来における選手だ。彼やドログバのような選手だけが、将来のサッカーでプレーできるだろう。この先のシーズン、彼はブンデスリーガで最高の選手になるだろうし、現時点で既にバイエルンルカ・トニ以上の力を出している。彼は全てを持っているんだ。プレーが分かっているし、ジャンプもできる。スピードは充分速いし、両足それぞれのシュートを身に付けている。フィジカル能力も理想的だ」
 ヴォルフスブルクで長谷部や大久保のチームメイトでもあるジェコ。
 ジェリェズニチャール出身で、しかもアマル監督の指導を受けていた経験もあるんですね。
 まだ23歳の選手でこれからが楽しみな選手。
 これはしっかりチェックしておかないといけませんね。