春秋制検討のため、新組織設立?


秋春制をめぐっては、移行の可否を検討していた日本協会のJリーグ将来構想委員会の委員長を務める鬼武チェアマンが「移行しない」との結論を出したが、犬飼会長は議論は不十分として新たな検討チームの設立を表明していた。
犬飼会長は冬場開催で予想される観客動員の減少がどのくらいになるかなど、具体的な数字を出して検討したい考え。鬼武チェアマンは「将来構想委では十分な結論は出した。だが、会長が数字の部分でもっと詰めたいというので、Jから人を貸すことになった」と話した(報知
 「春秋制見送り」という結論が出されるのは目に見えていたと思うので、問題はその後に犬飼会長がどう動くのか…だと思っていたのですが、これもある程度予想通りですけど「議論を継続する」という話しになりそうですね。
 それにしても、今さら具体的な数字って?
 確か「JFAも独自に検証をしていく」とかいう報道もあったはずですが、Jリーグの検討委員会も含めて数字を出してなかったの?
 じゃあ、今まで何を何をやってたの?
 報じられている結論は「雪国が大変すぎる」というのと、「経済的に厳しい」という話しだけだったと思うけど、それって秋春制を検討するもっとずっと前から言われていたことなのでは…?



 議論を続けるかどうかといった話し以前の問題として一度結論が出たのであれば、どういった検証を行ったのか、なぜその結論に至ったのかといったあたりを、はっきりと公表して欲しいところです。
 そうでなければ永遠に議論は続き、また同じ検証をしなければいけなくなる。
 それでは犬飼会長の思う壺です。
 「GO」が出るまで、「まだ検討不足だ」と言い続ければいいのですから。


 前から何度も言ってきていますが、そのあたりの議論の仕方がとても下手だなぁと。
 しっかりとした議論をしたいのであれば、先にメリットとデメリットを明らかにし、問題点を抽出し、そこから話し合っていかなければいくら時間をかけて話し合ったって意味はないと思うんですけどね。