ちばぎん杯での課題に対する具体的な対策

 初めに言っておくと、「机上の空論」です(笑)


 サッカーではピッチ上で起こったことに対する分析だとか評価だとかは出来ますけど、問題に対する具体的な対策についてって話しにくいと思うんですよね。
 一般論で「こういった課題がでましたがこういった対処法があります」って話しくらいは出来るのですけど。
 例えば、この前の「SHが攻めた後の裏をボランチにカバーさせて見てはどうか」くらいの話しは、割とポピュラーな守り方だと思うのでまだ違和感なく話せるレベルなんじゃないか…と個人的には思っています(笑)
 ボランチが1枚しかいないならそうもいえませんけど、現在のジェフはあまりボランチが攻め込む動きもないですしね。


 だけど細かな話し。
 例えば「谷澤が持てば必ずチャンスになるから、もっと谷澤がボールを持った時にSBがオーバーラップを仕掛けてボランチもあげるようにしてほしい」とかっていう話しはしづらい。
 それによって、もしかしたら攻撃面はプラスになるかもしれないけれど、守備面でのマイナスも出てくるでしょう。
 そうなるとトータルでどっちがいいのかというの誰にもわからなくなるし、言ってしまえば個人の好みレベルになってしまうかもしれない。
 けれど、サッカーにおいてその個人の好みを貫けるのって、基本的には監督だけでしょう。
 好みというか、監督の方針、方向性などですね。
 しかし、その分監督というのはピッチ上での責任を背負わなければいけなくなる。
 それが大変なんでしょうけど。



 とはいえ、妄想話をしてはいけないという話しをしたいのではなく(笑)
 サッカーを楽しむにはそういった部分も必要だと思いますし。
 ただ、妄想話も度が過ぎると、誰もついてこなくなっちゃうってことになるわけです。
 そこの境目を見極めるのが、非常に重要ですね(笑)


 で、今日の話はたぶん自分の中ではギリギリアウト。
 だけど、たまにはということで、ちばぎんカップで出た反省のまとめも含め、課題への対策を考えて見たいと思います。


■中盤のプレスがなかなかかからない問題
 3失点目もそうでしたが、中盤での寄せが甘く縦にパスを出されたり、簡単にプレスを掻い潜られたりするシーンがいくつかありました。
 守備時から前に行く姿勢は感じたのですが、中途半端な前がかり守備というのは一つ間違えば命取りです。
 中盤からのプレスで重要になるのがボランチでしょう。
 ということで運動量豊富でプレスへの戦術理解度も高くアプローチも早くディフェンシブリーダーになれる戸田を…守備範囲の狭そうなアレックスに変え、中後、佐伯あたりを起用するというのはどうかなぁと。


■サイドで簡単に数的不利を作られてしまう問題
 攻撃面では期待でき、守備もやれば出来る子なんですが、1試合に2,3回は完全に守備で遅れ決定的なシーンを作られてしまう谷澤。
 ということで、ここにアレックスを置く。
 そして、中央への飛込みではなく、クロスを積極的に狙わせる。
 これによって、走らなければいけない距離を減らし、守備への比重を増やす作戦。
 レフティーで精度の高いロングキックが期待できるアレックすなら、左SHで起用しても高質なクロスを上げることが出来るだろうという狙い。
 

■攻撃面の活性化
 ミラー監督がSHをゴール前に切り込ませているのは、1トップでSHが中に切り込んでこないと、攻撃面で物足りないと感じているからでしょう。
 しかし、左SHでアレックスを起用すると、中への切り込みは難しくなるかもしれない(ってか、守備を考えてあまり中に切り込ませたくない。)
 そこで、トップ下に谷澤を起用する。
 深井はちばぎんカップでも左足をマークされて機能しなかったし、新居だと中盤へのサポートがあまり期待できない。
 現在攻撃の部分で変化を期待できるという意味で、谷澤が一番信頼できるのではないかと思います。
 長距離を走り回れるタイプではないけれど、守備エリアが狭ければ守備面でも期待できるでしょう。
 2人はスーパーサブとして相手が付かれ始めたときに、スピードでかき回す役割を担ってもらうということで。


■ビルドアップ能力の向上
 これに関しては、1人ではなかなか解決できないので、難しいと思います。
 個人的にはフィード技術の高い福元に期待したいところだけれど、ジェフのプレーはではまだ未見なのでなんとも。
 しかし、こつこつとビルドアップの質を高めていくためにも、ある程度メンバーを固定することが重要なのでは。
 中盤の右に工藤、中央に中後、左にアレックスをいれて、DFラインとの連係を高めていければ少しずつよくなっていくかもしれないし、ついでに守備の連係も高まる。
 全員は難しくとも、ある程度軸を決めてチームの熟成を促していくことも必要なんじゃないかと思います。
 カップ戦などはターンオーバーで主力を休ませて…って、そんなこと言ってると、また「カップ戦の権威が〜」とか言い出す人もいるのか(笑)



 この戦い方を実際に行うと、ゴール前での人数不足は問題になってくるかもしれません。
 ただ、守備を重視する監督のサッカーなのですから、SHが飛び込んで裏がポカッと開いてしまうより、SHはある程度クロスを上げることを重視させて、移動距離を短くした方が目差すべきサッカーには合っているのではないかと。
 それだけだとただの守備重視だけれど、アレックスはクロスに定評があるし(ちばぎんカップではではもう1つでしたがコンディションの問題かもしれない)、なによりFWには巻がいるわけですからね。
 多少無理な体勢でもゴールにねじ込んでくれるかもしれない。
 ようするに結局は巻便りなんですけど(笑)
 でも、攻撃力を損なっても、守備の再構築をやっていかなきゃいけないはずですからね。



 …そんな妄想話でした。
 でもホントに、今のまま開幕を迎えると不安の方が多いですから、どこかは変化をつけるべきじゃないかなぁと。


 まぁ、これらの諸問題はほとんどが昨年末から発生していて、この補強だけじゃ(放出した選手も計算して)解決できないんじゃないかなぁとは言ってきましたけど…。
 さて、どうなることやら。