祖母井さん、フィンケ監督について「必ずいい仕事をします」


先日、一時帰国中にフィンケ監督と再会しました。今年から浦和の指揮を執る彼は、実は私にとっても20年来の“恋人”です。結果重視の考え方が広まり、手堅い戦術を執る監督が増える欧州にあって、結果と同時に美しい攻撃サッカーも追求する貴重な存在。育成面や営業面など、ピッチ外にも気を配られる、視野の広さもすばらしい。彼がフライブルクの監督のころから「いつか一緒に仕事をしたい」と思っていました。
(中略)
私は残念と思うよりも、彼が来日するチャンスの到来を、うれしく思いました。なぜならフィンケさんは、日本に「走るサッカー」を広めたオシムさんと同様に、日本サッカー界全体にいい影響を与えてくれるだけの力、そして哲学をお持ちの方だからです。本人から相談も受けましたが「ぜひオファーを受けてください」と強く勧めました。
(中略)
オシムさんも1人で仕事をすることはできませんでした。フィンケさんにも、周囲の方々の手厚いサポートが必要です。サポーターのみなさんにも、どうか長い目で見ていただきたい。この人は必ず、いい仕事をしますから。浦和がフィンケさんとともに、世界に向けて羽ばたいてくれる日を、楽しみにしています。(日刊
 日刊に連載されている祖母井さんのコラムで、浦和の監督に就任したフィンケ氏に関して取り上げられています。
 個人的にも非常に興味深いチャレンジだと思います。


 決して大きくないドイツのクラブであるフライブルクでこつこつと結果を残してきたフィンケ監督が、浦和でどのような仕事をするのか。
 浦和は戦力的にも金銭的にも十分な余裕のあるクラブで、しっかりと統率さえ出来ればよりコンスタントに結果が出せる基盤は出来ていると思いますので、フィンケ監督がリーダーシップをもってクラブを引っ張っていくことが出来るのかどうか注目が集まります。


 若手育成に定評のある監督ですが、浦和はユースも好調で将来性のある選手達が加わってきていますから、就任するタイミングもぴったりなのではないかと。
 もしかしたら、早期に世代交代みたいなことも起こるのかなぁなんて思っているのですが…。



 ということで、今期の浦和は他チームながらにちょっと気になる存在です。
 ジェフサポとして…と言うのではなく、主にサッカーファンとして、ですけどね。
 ですから、もちろんジェフの試合ではあまり頑張ってほしくないのですけど…(笑)