佐藤琢磨、リザーブドライバーを目差す
佐藤琢磨がレッドブルのリザーブドライバー兼トロ・ロッソのリザーブドライバーへの就任にむけて交渉中との報道が。
トロ・ロッソのシート争いに敗れ、今期のレギュラードライバー就任は絶望的な琢磨ですが、あくまでもF1でのドライブにこだわるとのこと。
そう考えると、どのチームであれF1のリザーブドライバーになっておくのは一番の近道でしょうね。
他カテゴリーで活躍したとしてもある程度F1で実績のあるベテランドライバーでは「当たり前」としか評価が付かず、忘れ去られてしまう可能性が高いでしょうし。
今期のテスト制限でテストドライバーになってもあまり走行は出来ないかもしれませんが、2チームのリザーブドライバーなら4人のうち誰かに何かあったらレースで走れる可能性もあり、琢磨にとっても悪くない状況なのではないかと。
まぁ、一番はレギュラードライバーだったわけですけど、仕方ないですからね。
また、トロ・ロッソからすれば日本人ファンの獲得に加え、ブルデーがもし昨シーズンの終盤までのようにパフォーマンスを上げられなかったら、琢磨という保険と交代することも出来る。
ブルデーがレギュラーシートを獲得したのも、フランス政府からの支援があっただとか(フランスという国はこういうときだけ一致団結するんですよね…)、ルノーエンジンとのからみだとか、フェラーリエンジンの関係(ブルデーのマネージャーニコラス・トッドはフェラーリのジャン・トッドの息子)だとか色々言われているわけで。
だから、琢磨にもチャンスはあるかもしれない。
ともかく、うまく交渉が進んでくれればと思います。