「若手に出場機会を…J1が育成計画」


Jリーグは14日、東京・本郷のJFAハウスで今年最初のJ1実行委員会を開き、18歳から20歳前後の若手育成を目的としたプロジェクトを立ち上げる方針を固めた。19日の理事会を経て正式に決定する。Jリーグの羽生事務局長は「ユース年代は練習試合を含めて年間100試合近く実戦をしているのに高校を卒業すると激減する。若手をどう育てていくか話し合っていかないといけない」と話し、期限付き移籍がしやすい環境づくりも進めていく予定。(スポニチ
 そこで大学サッカーなんじゃないなぁ…と。
 近年、大学サッカーが好調で大学ルートを通った選手が成功しているケースが増えてきたのも、サテライトリーグの失敗などJのクラブがこの年齢の選手を育てきれない問題が起こっていて、その流れから大学サッカーに人が集まっているんじゃないかなぁと(もちろん社会的な情勢もあるでしょうが)。
 ようするに大学サッカーが脚光を浴びているのも、自然な流れなのかも知れないんじゃないかと思うわけです。


 だから、一時期報じられていたJクラブの若手クラブと大学チームが大会を組むという案は、面白いのかもなぁなんて思っていたのですが。
 ただ、大学チームといってもピンキリだし、あちらにはあちらの都合もあるでしょうし、実現の可能性が高いかどうかはわかりませんけどね。


 しかし、「高校を卒業すると試合数が激減する」って問題は、「中学を卒業した高校生の試合数が激減する」という一時期の高校サッカーと同じような問題ですね。
 けれど、高校サッカーの方は国体の年齢を下げるなどの対処をしてきたのに、Jリーグの方はというと…。


 まぁ、組織だけが悪いとは思いませんけどね。
 本来、選手を育てるのはJリーグではなく、どちらかといえばクラブ側に責任があるのではないか…とも考えられますし。