G大阪のパスサッカーが世界に通用した日
ジェフサポな我が家ですが、日本代表の試合よりも期待してしっかり準備してしまったこの試合。
その期待通り非常に興味深い試合になりました。
もちろん相手との差があることなんて試合前からわかっていること。
ここで簡単に勝ってしまうのであれば、ドイツW杯での惨敗や北京五輪での3連敗はなんだったのか?ということになる。
問題はどこにどれだけ差があるのかで、それを知るためにも自分達のサッカーを貫かなければならない。
そういった意味で、G大阪はとても勇敢だったと思います。
(そして、それは北京五輪代表だって同じだったはずなのにね…。なぜG大阪ばかり評価されるんだろうか。)
G大阪の流動的で攻撃的なパスサッカーはマンU相手にもある程度通用することがわかりました。
それだけでもこの試合の価値というのは非常に大きい。
オシム監督がサッカー批評で「ACLでのG大阪ような戦い方こそ、日本サッカーの目差すべきサッカー」というようなことを言ってしましたが、それを証明してくれたと言っていいのではないでしょうか。
その一方で課題も見えました。
フィジカルや高さに関してはわかっていたことですが、スピードに関しても予想以上に通用しない。
また、ドリブルでの突破に関してもなかなか機能しませんでしたね。
オシム監督が代表の頃に「なんでもっと突っかけさせないのか?」と言われていたけれど、世界レベルでは日本人のドリブルはなかなか通用しないことがわかっていたからこそ、よりパスをつなぐサッカーを重視していたのかもしれません。
もちろんこの試合で満足してはいけないでしょう。
特に5失点を記してしまったのは非常に悔しいことです。
これを教訓にどうしていくかが重要ですね。
でもこうやって強い相手との試合を経験することで、少しずつその差を感じ、研究し、近づいていくしかないのでしょう。
そして、それを経験するにはJリーグで結果を残し、ACLを制し、CWCに出場するしか今のJリーグにはないのです…。
そういう意味で、G大阪が非常に羨ましい。
ライバルのサポとしては、悔しいとしかいいようがない。
世界的なクラブであるマンUと戦えただけでなく、そのチームに対して積極的なサッカーを展開し、ゴールまで奪い、相手を本気にさせて、世界との差を体感できたのですから。
やはり地道にチームを作っていかなければ。
G大阪だってポンと簡単に短い時間の中でチームが出来たわけじゃない。
ユース年代を育て、西野監督が長年在籍し、こつこつと頑張って作り上げてきたチームでしょう。
ジェフもじっくりと少しずつ積み上げていかなくては…。
ところで、昨日言ったジェフの補強ポイント『チャンスも作れて中にも切り込めて守備も出来るSH』っていうのは、やっぱりC.ロナウドみたいな選手ってことになるんでしょうね。
もっとも昨日の試合では消えている時間も長かったので、褒められた出来ではなかったですけど。