西部謙司氏「単独でゴールできるストライカーがほしい」


ミラー監督によると、下村はここ数試合のパフォーマンスが落ちていたからで、谷澤に関しても調子がよくないと判断したそうだ。選手起用は監督の専権事項であり、外部からはその理由がよく分からないことも多い。ただ、ミラー監督の起用法は不可解とまでは言わないが、首をかしげるようなケースが何回かあった。(犬の生活
 確かにそうですね。

オーストラリア人のボスナーがアジア人枠で外国人扱いにならないので、現有3人を維持したとしても、さらにもう1人獲れるのだ。ミラー監督の戦術からすると、単独でゴールできるタイプのストライカーがほしいところ。
 ふむ?
 もしかしたら西部さんはミラー監督のやっているサッカーからして、堅守速攻型をより明確にして貫くことがベターだと考えているのかもしれませんね。
 でも、そういったサッカー、あまりお好きじゃないというか、評価してないんじゃなかったでしたっけ。


 そういえば以前にも…。


オシム親子が監督のときには、トライアングルの形成と崩し、再形成がチームの特徴だったのだが、今季に路線の違う監督2人を経由したせいか、その財産は完全に失われている。トライアングルを作れず、つまりパスコースが1つしかないのでは、安定的に敵陣までボールを運んでいくのは難しい。まして、作ったトライアングルを崩し、再形成する動きのあるパスワークなど片鱗(へんりん)もなかった。工藤浩平が孤軍奮闘して攻めようとするが、他の選手が上手く絡めない。
攻撃の起点になれる谷澤、ミシュウの欠場が響いた。選手層が薄いともいえるし、それだけ個人能力への依存度が高くなっているのだろう。だが、それほど個人技に頼らずとも、グループでボールを運べるという特徴を失ってしまったのは残念だ。(犬の生活
 トライアングルで上手くパスワークが出来ないのも、個人能力に依存してしまっているのも最後まで同じだったと思います。


 西部さんって、はっきりとは言わないんですけど結構わかりやすい方ですね(笑)
 日本代表に対するコラムも岡田監督になって辛口になりましたしね。
 なんとなく、コラムを書くモチベーションにも影響しているように思います(笑)



 一方で、ミラー監督は守備を構築する能力に関しては高く評価しているといったコラムもありました。
 だからミラー監督を嫌っているわけではないし能力も認めているのでしょうが、サッカーの内容としはどうなのか(質の高いことをやっているのか)というところで疑問に思っている部分もあるのかもしれませんね。
 わかります。
 そんな感じで開幕当初クゼ監督の話しをしたら、かなり批判されましたしね…(笑)



 でも、ふと思い出したのですが、西部さんだって昨年途中にアマル監督否定するようなコラムを書いていたじゃないですか…。
 それによってサポーターが調子付いてしまったところもあったわけで。
 あんなコラムを書いておいて「財産は完全に失われている」っていうのは、ちょっとどうなのかなぁと。
 間違ってはいないとは思いますよ。
 でも、全く違う監督が就任すればチームも変るのも当然という話は、岡田監督の時にエルゴラでもかかれていたし、わかっていたはずだと思うのですが。


 まぁ、そのあたりはもういいか…。
 ともかく、ミラー監督を評価するにおいて、これらの文章は非常に貴重なのではないかと私は思っております。