disney on CLASSIC 2008
ディズニー・オン・クラシック2008に誘われて、国際フォーラムまで行ってきました。
ディズニー・オン・クラシックは、タイトル通りディズニーミュージックをクラシックのオーケストラで演奏するというイベントで、今年で6回目の公演となるそうです。
こんな感じで、開演前からライトやスモークなどで雰囲気を盛り上げていました。
クラシックコンサートではあるのですが、若い人も多いせいか(女性同士がやたらと多かった)非常にラフなイベントでした。
こういったイベントでは、5分前に着席が当たり前!演奏中の私語は厳禁!と子供の頃からこっぴどく言われていた私なんかからすると、もう拍子抜けするような感じで(笑)
まぁ、向うもそれを心得ているから別に気にしてはいないんでしょうけども。
公演の内容は非常にディズニーらしかったですね。
ライトを客席に当ててみたり、ディズニー映画の映像が映し出されていたり、出演者によるジョークなども多数もあったりと、工夫を凝らした演出によって観客を楽しませようとする狙いがたくさん感じられました。
しかし、一方でオーケストラの方は若干物足りない感じ。
オーケストラで一番重要なのは人数なのですが、思ったよりも小規模で重低音が弱かったですね。
もしかしたら、ステージの関係上人数を制限しざるをえなかったのかもしれませんけれども。
ボーカリストの方たちもブロードウェイなどでの経験のある人が中心のようで、非常に伸びやかで綺麗な声ではあるのですが個人的にはちょっと強さが足りないかなぁと。
まぁ、ディズニーの音楽にはそういった声の方があっているんでしょうから、それで間違ってはいないんでしょうけど。
しかし、オーケストラにせよボーカリストにせよ技術はしっかりしていたので、その点は心配なく見ることが出来ました。
個人的にはどのようにアレンジするかが非常に気になっていて、エレクトリカルパレードのアレンジだとか、ドラムにハイハットをかぶせてくる展開だとかは思わずニヤリとしてしまいました。
基本的は「音楽を聴きに行く」というよりも「エンターテイメントを見に行く」という気持ちで臨むべきなんでしょう。
そういう意味では、私も大いに楽しむことができました。
多くの楽曲をやってくれますから、ディズニー好きにはたまならいイベントだと思います。
クラシックコンサートの入門編といった感じですね。
連れも音楽が好きでピアノを弾くのですが「よかったけど一回でいいかな」、「今後は大晦日の第九とかを聞いてみたいね」と話しながら帰宅しました。
ディズニー・オン・クラシック~まほうの夜の音楽会 2008
辻本憲一 青木高志