公開練習試合だったシリア戦

 予想通りではありましたけれど、シリアがあまり強くなかったので評価しにくい試合でしたね。
 バーレーン戦に向けて勝って勢いがつけられたこと、カウンターへの守備に課題があることなどは収穫でしょうか。
 でも、カウンターへの守備が下手なのは前からなんですけどね。
 チーム全体として、一向に改善されないんで驚きました。
 失点のシーンの香川も反省しなければいけない部分はあるでしょうが、内田あたりも危ないシーンがありましたしね…。



 攻撃の方はこういった格下には強いサッカーをやってますからね。
 一対一のドリブルが基本的な攻撃のポイントになっているから、ドリブルでの一対一で簡単に勝ててしまう相手にはどんどん攻めていけちゃう。


 だから、巻がこのサッカーに合わないのも当然のこと。
 パワープレー要員のしかも2番手という扱いなのだろうけど、にもかかわらずこの試合ではほとんどクロスが上がってこなかった。
 その中でオトリになって数回相手DFをひきつけ味方をフリーすることができたのは、さすがだなぁと思います。


 というか、良く気持ちが切れませんよね。
 素直に感服いたします。
 加地や坪井など決してベテランでもないのに、代表引退者が異様なほど多い岡田日本代表ですが、巻の現在の起用方法を見るとなんとなくその気持ちもわからなくもないように思います。
 まぁ、坪井に関しては岡田監督になって、かなり早くに代表引退を表明したわけですが…。




 まぁ、それにしてもあんな相手と試合をやって意味があるのかなぁと。
 岡田監督からすれば、公式戦でなくとも良かったのかもしれませんね。


 しかし、キリンとの契約で公式戦を組まなければいけないし、入場者収入というのもある。
 だから、お金の関係でやらざるをえないということなんでしょう。


 まぁ、お金と強化、難しいところではあると思います。
 しかし、くだらない試合を増やしてばかりでは、客も遠のく。
 しっかりとした強化ができなければ、スポンサーも減る。


 そのあたりも考えていかなければいけませんよね。